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<オープン戦:ヤクルト2-1日本ハム>◇22日◇沖縄・浦添
プロ野球のオープン戦が22日、宮崎と沖縄の各球場で開幕した。日本ハムでは、侍ジャパンに選出されている河野竜生投手(26)と開幕守護神に指名されている田中正義投手(30)が、ヤクルト戦(浦添)でそろって実戦初登板。河野は今オフから挑戦する新球フォークを織りまぜ1回1安打無失点、田中も1回無安打1奪三振無失点と好投し、「勝利の方程式」確立へ着々と準備が進む。
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田中が威力あるストレートで押し切った。6回からマウンドに上がると、先頭増田をフルカウントから151キロの直球で遊ゴロ。1死一塁で西村から奪った三振も直球なら、岩田を左飛に仕留めたのも149キロの速球だ。「しっかりストライクゾーンに強いボールを」。登板前に掲げたテーマ通りの、1回1安打無失点だった。
新庄監督は投球フォームとボールの“ギャップ”を高評価。「(直球が)強かった。フォーム的にはそんなに力んでなくて、ボールがしっかりいってるっていうところは、バッターはもう本当打ちづらい」と、打者目線でたたえた。
斎藤とともに、開幕のダブル守護神が決まっている。指揮官は「まだね、開幕まで時間があるんで。さらにゆったりしたフォームから(ボールの)キレっていうものは、出てくると思う」とさらなる仕上がりを期待した。