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【ソフトバンク】上沢直之2回完全デビューで開幕ローテほぼ手中「もっと出力を上げて」


ソフトバンクに新加入した上沢直之投手が、オリックスとのオープン戦で2回無失点の好投を見せました。メジャーから日本に復帰した上沢は、日本ハム時代以来510日ぶりの日本でのピッチングで、ファンの前でその実力を証明しました。小久保裕紀監督からは先発ローテーション候補として高い評価を受け、特に変化球のコントロールが光りました。左の腹直筋を痛めたスチュワート投手の離脱がチームに不安を与えていた中で、上沢の活躍は大きな安心感をもたらしています。彼のさらなる向上心が開幕ローテーション入りを確実にする可能性があります。

ソフトバンク対オリックス 先発した上沢は2イニングを無失点と好投しベンチに引きあげる(撮影・梅根麻紀)

<オープン戦:ソフトバンク7ー0オリックス>◇22日◇宮崎アイビー

ソフトバンクに新加入した上沢直之投手(31=レッドソックス)が完全デビューを決め、開幕ローテをほぼ手中に収めた。オリックスとのオープン戦(アイビー)で開幕投手を務め、2回パーフェクト。小久保裕紀監督(53)は先発当確の有原、モイネロ、大関に次ぐ高い評価を明かした。この日、左の腹直筋を痛めて離脱中のカーター・スチュワート投手(25)が開幕を断念したことが判明。チームの窮地を救うべく、次回登板でローテを当確させる。

   ◇   ◇   ◇

アイビースタジアムに温かい拍手が沸き起こった。背番号「10」の快投に宮崎のファンも心をつかまれた。メジャーから日本球界に復帰した上沢にとって、日本ハム時代の23年以来510日ぶりの日本マウンド。「たくさんファンの前でプレーできるのはすごくうれしいことですし、幸せなこと。それをかみしめながら投げていました」。鷹初登板で、2回無安打無失点のパーフェクトデビュー。会心の笑みがはじけた。

直球は140キロ前後だったが、カーブはキレキレ。110キロ台の通常カーブと120キロ台のパワーカーブで曲がり球に緩急をつけた。中でもパワーカーブは強烈で、太田から空振り三振、杉本から見逃し三振を奪うなど打者を圧倒。「変化球自体は全部コントロールできてました」と手応えを深めた。「実戦なので成績を残した方がもちろんいいと思います。そこは良かったなと思います」。その上で直球の出力などの課題を挙げ「長い目で見たら、もっと内容も詰めていかないといけない」と引き締めた。

試合前、小久保監督は左の腹直筋を痛めて離脱したスチュワートについて「(開幕ローテには)計算していない」と明言。昨季9勝を挙げた剛腕は開幕ローテを断念した。暗雲が垂れ込めたが同じ日、上沢がチームに安心を届けた意味は大きい。快投を見守った小久保監督は「競争をしているのは変わりないけど、ブルペン投球を見ても、今の(争いの)順位的には(ローテに)入ってきてもおかしくない」と高く評価。現時点では当確の有原、モイネロ、大関に続く先発4番手の位置づけで、開幕ローテ入りはほぼ手中に収めた状況だ。

早ければ、次回登板でローテ当確が言い渡される可能性がある。上沢は「もっと出力を上げていかなきゃいけない。もっとたくさん練習していけたら」と貪欲に進化を求める。新加入右腕はひた向きに、開幕ローテをつかみにいく。【只松憲】

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