
下半身のコンディション不良で別メニュー調整していたヤクルト奥川恭伸投手(23)が22日、1軍全体練習に合流した。ブルペンでは座った捕手に41球を投げた。直球は平均145キロを計測。クイックでフォークを投げるなど実戦を意識した。「あくまでゲームに向けてのブルペンという形でやっている。軌道修正し、もう1回戻せるように」と回復をアピールした。
今季は1軍完走を目標に掲げる。「別に無理をしているわけじゃないですが、すぐ戻ってやろうと思ってやりました。何とか開幕に間に合うように」。先発予定だった18日の練習試合ロッテ戦の登板回避後、高津監督も長期離脱を見通していた。しかし、2度の検査を受け、大事には至らなかった模様だ。指揮官は「今日の時点であれだけ投げられたのはよかったと思います」と話した。慎重に状態を判断し、実戦登板は帰京後の3月以降とした。