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山本由伸「試運転」で最速155キロ&151キロ高速カット披露「1戦目としてはすごくいい登板」


ロサンゼルス・ドジャースの先発投手として山本由伸がカブスとのオープン戦で1回2/3を投げ、3安打無失点、2奪三振という好成績を収めました。山本は最速96.6マイルの速球と、切れのあるカットボールで対戦相手を圧倒し、昨年のワールドシリーズ以来となる実戦の舞台でもしっかりとした投球を披露。オープン戦ながら真剣に臨む姿勢で調整を進め、次の登板に向け自信を深めています。また、この試合ではメジャーリーグで初のロボット審判が試験導入され、ストライクとボールの判定でチャレンジが行われました。山本は今後のシーズンでも開幕投手としての期待を受けており、ファンの前での投球を無駄にしない姿勢が伝わります。新たな同僚となった佐々木朗希とのチームメートシップも成長を促している模様です。

カブス戦に先発し、力投するドジャース山本(撮影・菅敏)

<オープン戦:ドジャース4-12カブス>◇20日(日本時間21日)◇アリゾナ州グレンデール

【グレンデール(米アリゾナ州)20日(日本時間21日)=四竈衛】ドジャース山本由伸投手(26)が、オープン戦初戦となるカブス戦に先発し、1回2/3を3安打無失点、2奪三振と好投した。最速96・6マイル(約155・5キロ)の速球に加え、94・3マイル(約151・8キロ)の高速カットボールで空振り三振を奪うなど、精度の高い投球を披露した。3月18日の日本開幕戦へ向け、快調なスタートを切った。

   ◇   ◇   ◇

試合後の納得した表情が、山本の手応えを物語っていた。「課題はたくさんありますけど、1戦目としてはすごくいい登板になったと思います」。昨年のワールドシリーズ以来の実戦登板は、全米中に球春到来を告げるオープン戦の開幕試合。詰まった当たりの3安打は許したが、ホームは踏ませなかった。「オープン戦ですけど、練習気分ではなく、しっかりと試合ということで登板しました」。同僚相手のライブBPの選択肢もあった。だが、自ら緊張感のある対外試合を希望した。あくまでも調整の一環とはいえ、ファンの前での投球を無駄にするつもりはなかった。

「試運転」で時速155キロを計測した速球以上に、カットボールのキレ味は抜群だった。1回2死一、三塁から左打者ロペスの内角へ切れ込む151キロの最終球は、昨年よりも着実にアップグレードしていた。「意識しているわけではないですが、変化球の中では一番良かったかなと思います。すごく決められたら他の球にもいい影響が出ると思うので、しっかりといい感覚を残して、他の球も良くして、次の登板へいきたいと思います」と本番を見据えた。

23年WBCで侍ジャパンとして共闘した佐々木を、新たな同僚として迎えた。前日20日には佐々木のブルペンを凝視。「あまり後ろから、あの距離で見られることはなかったので、初めて見られてすごく良かった。朗希は本当にしっかりしているので、後輩が1人増えたというよりは、チームメートが増えた感じです」。頼もしい3歳下の新戦力の存在も、刺激になっている。

1年目の昨季、韓国での開幕2戦目、デビュー戦では1回5失点と打ち込まれ、黒星スタートを切った。2年目の今季は、故郷日本で開幕投手の重責を担う立場となった。「全然仕上がってないですけど、調子がいいってことですね」。いつもは謙虚な右腕が、自信を持って言い切れるほど、その足取りは実に力強い。

◆山本の昨季初登板 3月21日に韓国で行われた開幕シリーズの2戦目に先発。先頭のボガーツにいきなり安打を打たれると、3番クロネンワースに2点三塁打を浴びて初失点。さらに2本の適時打を許すなど4安打、5失点を喫してこの回で降板。先発して1回で降板はプロ入り初で、デビュー戦は黒星スタートだった。

○…オープン戦開幕のドジャース対カブス戦で、ストライクとボールを機械が判定する「ロボット審判」がメジャーリーグで初めて導入された。1回1死一塁、ド軍マンシーの打席で初施行。内角低めの直球が球審にボールと判定されたが、投手ポティートが「迷わず使った」と頭をたたいてチャレンジを要求。機械判定でストライクに覆った。マンシーは「球が通過した瞬間、ストライクだと思っていたよ」。8回にもド軍の攻撃中にチャレンジがあったが、判定は覆らず四球となった。

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