楽天早川隆久投手(26)は、開幕に向けて着実に状態を上げていく。21日、沖縄・金武キャンプ最終クールの練習に参加。雨天により登板予定だったライブBP(実戦形式の打席練習)は中止となったが、ブルペンで59球を投じた。その約40分後には再びブルペンに戻り、“おかわり投球”で感覚を確かめた。「いろいろちょっとまた違う発見があったんで、そこの感覚をちょっと確かめてた感じです」と力を込めた。
この日でキャンプ期間の全体練習は終了した。「うまくいくところといかないところがありましたけど、全体的に見たら練習量っていうところは確保できたかなと思います。そこはすごい良かったですし、この疲労感を抜くことが開幕に向けての大事なところかなと思います」と振り返った。
収穫もあった。「フォームで何個か意識するポイントが見つけられたのが大きかったので、ゲームの中でもものにしていければなと思います」。レベルアップするために充実の時間を過ごした。
自身初の開幕投手を務めた昨季は、自己最多&チームトップタイの11勝を挙げた。当然、2年連続でチームの初陣を担いたいという思いはある。「まだ何も、誰も多分、言われてないと思う。そこはみんな、まだ平等なラインかなと思うんで、しっかり結果を残して、指名していただければと思う。まずはしっかり自分ができるところを詰めていけたらと思います」。自分と向き合いながら日々、前進していく。【山田愛斗】