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ヴィッセル神戸は21日、神戸市内のいぶきの森球技場で翌日の名古屋グランパス戦に向けて調整した。
オンライン取材に応じた吉田孝行監督(47)は「非常にタフな試合になると思うが、良い準備もできたし、勝ち点3を取れるように全力で戦いたい」と今季初勝利に向けて力を込めた。
18日にアウェーで上海申花(中国)とアジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)の1次リーグ最終戦を戦った神戸は、ホームアンドアウェーで行われるラウンド16の第2戦をホームで戦える4位以上を決めていたはずだったが、山東泰山(中国)の大会撤退により、5位に転落。大会規定通りとはいえ、最終戦を前にした山東の棄権によって、若手主体で臨んだ上海申花戦の敗戦が痛手となる結果となった。指揮官はこの件について「(情報を知ったのは)メディアの皆さんと同じようなタイミングだったと思う。もう決まっていることは僕らが変えることはできない。全ての試合に自分たちは自分たちの準備をしてやるだけ。まずは明日の試合に向けて良い準備をしてやるっていうだけ」とだけ話し、名古屋戦に集中していることを強調した。
8連戦の4戦目と試合が続く中、負傷離脱から待望の復帰を果たしたMF井出遥也(30)は「どの相手でも、しっかり自分たちのサッカーをして勝ち進んでいくことが大事。顔を出し続けることが自分の良さ。中間で受けてゲームをつくったり、前線に配球することを自分が出た時にやっていきたい」と意気込みを語った。