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7日に76歳で亡くなったヤクルト衣笠剛代表取締役会長CEOオーナー代行の告別式が21日、都内で営まれた。高津臣吾監督(56)、池山隆寛2軍監督(59)、キャプテンの山田哲人内野手(32)、選手会長の清水昇投手(28)、副キャプテンの村上宗隆内野手(25)が参列。前日20日の通夜に続き、小川淳司GM(67)、青木宣親GM特別補佐(43)らも参列した。
遺影の衣笠会長は、にこやかな笑顔で白い歯を見せていた。告別式の終わりには村上らヤクルト関係者が棺を霊きゅう車まで運び、クラクションが鳴ると、約500人の参列者が手を合わせて衣笠氏をしのんだ。
1軍キャンプ地の沖縄・浦添から駆けつけた高津監督は「何十回と2人きりの食事に誘っていただいた。いつも同じ店、同じ席で。メニューだけは『前回これ食ったから今回これにしよう』と。会長の故郷の話や会社の話、これからの話だったり、そんな話をたくさんしてきた」と神妙な表情で衣笠会長との思い出を振り返った。
山田は「食事に行ったり、ゴルフ一緒にしたり、いろんな時間を過ごしましたけど、感謝しかない。本当に熱い方で野球以外のことでもこのキャンプ中とか、スワローズのグッズ売り上げはどうだとか。営業はこういう形でいくわとか、そういう部分もたくさん教えていただいた」と感謝した。
清水は「大変お世話になりました。昨年選手会長になったときも、より一層チームのことを誰よりも感じて頑張りなさいと教えてくださった。より一層チームが勝てるように頑張っていきたい」。
村上は「たくさん食事に行かせていただいたりとか思い出がありますけど、やっぱり常々もう一度ハワイに連れて行ってくれと何度も何度も言われてましたし、僕のメジャー挑戦っていう夢を一番近くで、背中を押してくれた存在でもありました。しいていうならばもう一度優勝してハワイに連れて行ったりとか、メジャーで活躍する姿を会長に見せたかったですけど。また頑張りたいなと思います。本当に感謝しかないです」と話した。
池山2軍監督は「高津監督と今年6年目になるんですけど1、2軍一緒に戦ってきて、日本一も優勝もして。より一層1、2軍で力を合わせて頑張るだけです」と感謝した。
◆主な球界参列者
榊原定征、中村勝彦、松田元、森井誠之、後藤芳光、太田宏昭(順不同、敬称略)