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【阪神】岡田顧問「新しい伝説」2軍新施設から若虎にゲキ「甲子園へたくさんの人が育ってほしい」


阪神タイガースの2軍の新施設『日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎』が完成し、竣工式が行われました。岡田彰布オーナー付顧問は、新しい拠点から未来のレジェンド選手の誕生を期待すると述べ、若手選手たちを激励しました。このスタジアムは甲子園と同じ方向・形状で設計され、室内練習場は甲子園室内の約1.5倍の広さを持ち、最新の設備を備えています。阪神電鉄大物駅に近接しており、大阪からのアクセスも良好です。施設の充実化により、阪神は常勝軍団作りを目指しています。3月1日には広島との試合で、岡田顧問が始球式を務める予定です。イベントでは阪神タイガース90周年を記念し、Tigers Legends Dayでの企画も発表されました。

阪神2軍の新本拠地となる日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎が完成しテープカットする(右から)阪神岡田オーナー付顧問、粟井球団社長、阪神電鉄佐々木浩副社長(撮影・西尾就之)

新虎の穴で新伝説をつくれ! 阪神岡田彰布オーナー付顧問(67)が20日、ファームの新拠点から若虎に猛ゲキを飛ばした。

兵庫・尼崎市の3月に開業予定の「ゼロカーボンベースボールパーク」の竣工(しゅんこう)式に参加。最新鋭の設備が導入された恵まれた環境で進化を遂げる未来のレジェンド選手誕生を思い描き、若虎を鼓舞した。

   ◇   ◇   ◇

岡田オーナー付顧問は、阪神ファームの新施設を見渡しながら、未来図を描いていた。午前中に室内練習場で実施された竣工(しゅんこう)式は最前列で神事を見届け、メイン球場「日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎」前で行われたテープカットに参加。誕生した新虎の穴に胸を躍らせ、近い将来の名選手誕生に期待を込めた。

「球団90周年の記念の年だけど、ここは初年度としてね。ここからまた新しい伝説というか、そういう選手が生まれていく第1歩なので。楽しみにしてます」

西宮市の鳴尾浜から移転し、阪神電車の大物(だいもつ)駅のほど近くに最高の環境が完成した。メイン球場は甲子園と同じ方角や形状で作られ、室内練習場は甲子園の室内の約1・5倍。ボールを自動で収集する打撃マシンも設置されるなど、最新鋭の設備が整えられた。前監督の立場で「どっちかいうとうらやましい」と嫉妬心をのぞかせつつ、「(室内は)1人で黙々とやるには広すぎて寂しい感じはする。集中力なくなるんちゃうかなと思うほどやで」と手狭から激変する練習環境に感嘆した。

1軍戦士にも「地の利を生かせ」と助言を送った。新施設は大阪から甲子園に向かう道中にあり「大阪に住んでるやつも多いから、来る途中で寄れば時間的に負担にはならないかもわからない」と持論を展開。甲子園までも車で約15分で「そんなに遠くないし。ホンマ練習環境としたら最高やんか」とシーズン中も有効活用することを提言した。

NPBトップクラスの恵まれた環境だが、生かすも殺すも自分次第になる。岡田顧問は「やるやつはやるしな。そういうやつがうまくなって、甲子園に、上に行くようになるし。それは本人次第やけどな」ときっぱり。「でもやっぱり自分1人でもいろんなことができることは、やっぱり絶対プラスになるわな」と若虎の貪欲な練習風景を求めた。

「ここから甲子園球場の方に1人、2人とはいわず、たくさんの人が育ってほしい」

阪神の2軍球場は尼崎市・浜田、鳴尾浜、そして大物へと変遷。8日後にはこけら落としの教育リーグ広島戦が控える。ダイモツから虎のスターとなるオオモノを輩出する。【古財稜明】

【ゼロカーボンベースボールパーク】

◆日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎 阪神のファーム本拠地。両翼95メートル、中堅118メートル。方角、グラウンドの形状、仕様は甲子園と同様。内野席の収容は鳴尾浜(約570人)の約6倍の約3600席。臨時外野席は800人の収容が可能。

◆室内練習場 面積は甲子園室内の約1・5倍。打撃練習のレーンは鳴尾浜の3倍の6レーンで、うち3レーンはボール自動収集機能付き。ブルペンには最新鋭の分析機器を導入。

◆タイガース練習場 メイン球場の中堅後方に黒土で作られた内野サイズのサブグラウンドも完備。軟式の小田南公園野球場も近接する。

◆虎風荘 3代目となった選手寮兼クラブハウス。トレーニングルーム、流水プールや、サウナ、水風呂も完備された大浴場もある。最大38選手の入寮が可能。1、2軍全選手のロッカーも設置されている。

◆アクセス 阪神電車の大物駅の北出口から徒歩5分。

◆チケット 春季教育リーグ、ウエスタン・リーグ(3~6月開催分)の一般入場券はインターネットの「甲チケ」で販売中。残席がある場合に限り、各試合日当日に球場にある入場券窓口で当日券を発売する。

○…阪神岡田オーナー付顧問が、新2軍本拠地初試合となる3月1日の教育リーグ広島戦の始球式に登場することを明かした。すでにチケットは完売。「(捕手に)届かないと思うけど。ちょっと(マウンドの)前から投げますよ」と笑い「そういうゲームに立ち会えるのは素晴らしいこと。楽しみ」と笑顔を見せた。さらに「始球式3回くらいあんねん。今度、7月1日(巨人戦・甲子園)に3人でやるみたいやけどな」とも。球団創設90周年のイベント「Tigers Legends Day」で85年に甲子園で伝説のバックスクリーン3連発を放ったバース氏、掛布OB会長の3人で登板すると明かした。

○…竣工式であいさつした阪神秦(しん)雅夫オーナー(67=阪神電鉄会長)は、2軍施設の充実で常勝のチーム作りを目指す考えを明かした。「若手選手を新たな戦力に育て上げて次々と1軍に送り出す。生え抜きの日本人選手が中心となる骨太のチームをさらに層を厚くすることによって、常勝軍団を作り上げてもらいたい」。昨秋オーナーに就任した際も「骨太」の言葉を用いたが「この場所が甲子園と並ぶタイガースの聖地になるように努めたい」と力を込めた。

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