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浦和レッズのDF荻原拓也(25)が、古巣戦へ「開始1分から殴り合いのような気持ちで」と燃える闘志を口にした。
15日の開幕戦で2連覇中のヴィッセル神戸相手に勝ち点1を手にした浦和は19日、京都サンガ戦(22日、サンガS)に向けて調整した。荻原はクロアチア1部ザグレブから今季浦和に復帰。ザグレブ時代の足首の負傷でキャンプは出遅れていたが、神戸戦で左サイドバックで先発し後半44分までプレーした。
京都戦に向け「浦和に復帰すると決まってからすごく楽しみにしていた試合。日程が決まったときに、ここには間に合わせたいと思っていたので。しっかり開幕から間に合って良かった」とワクワク感を口にした。
曺貴裁監督率いる京都は、荻原が期限付き移籍をしてプロとして成長した場所だ。相手は開幕戦で昇格したばかりのファジアーノ岡山に敗れ、ホームでの浦和戦に高いモチベーションで臨んでくることが予想される。荻原は「ホームでは顔色を変えて戦ってくると思う」と警戒し「昨季の後半の京都はトップレベルで強い。開始1分から殴り合うぐらいの気持ちで戦わないと」と、早くもバトルモードに入っている。
開幕戦は再三の好機を迎えたものの、決め切れず、無得点に終わった。荻原は「チャンスを作り続けて、ぶん殴り続ければ得点できる。あとはゴール。ゴールに絡むようなクロスやシュートを増やせれば自分の勝ちを示せる」と、恩師の前で成長した姿を見せる覚悟だ。【岩田千代巳】