＜練習試合：中日3－5日本ハム＞◇18日◇沖縄・北谷
初の開幕投手に内定している日本ハム金村尚真投手（24）が今季初実戦でパーフェクトスタートを切った。
中日との練習試合（北谷）に先発し、予定の1イニングを10球で3者凡退。「欲を言えば、もうちょい確認しながら投げたかった」と苦笑いも、わずかな球数で大役へ向けた準備が順調なことを証明した。
1番岡林は直球で捕邪飛、2番村松はスプリットで空振り三振、3番福永はスライダーで一邪飛。ボール球はわずか1球のみで持ち前の制球力の良さも発揮。この日のテーマにしていた直球の走りについても「今日は結構、差し込んでいた」と納得。新庄監督も「いつもの金村君かなって。心配はないです」と話した。
ただ、金村は細部に反省点を求めた。福永を打ち取ったスライダーは「浮いちゃったんで、まだまだ。シーズン中だと追い込んでからああいう球でヒットを打たれて流れを悪くして2アウトから失点するのが増えてくる」。カウント1－2と投手にとっては余裕のある場面だった。そこで高く浮いたスライダーは痛打される可能性が高い“失投”と自己分析。「あそこはボール球でいい場面。そういうところをやっていかないと」と次の調整登板を見据えた。【木下大輔】
