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<スペインリーグ:ベティス3-0Rソシエダード>◇16日(日本時間17日)◇第24節◇ベニート・ビジャマリン
【セビリア=高橋智行通信員】レアル・ソシエダードのMF久保建英(23)は0-3で敗れたアウェーのベティス戦でベンチ入りしたが、今季リーグ戦で初めて出番がなかった。チームは2人の退場者を出して完敗。リーグ11位に後退した。
Rソシエダードのアルグアシル監督は試合後の記者会見で「ベニート・ビジャマリンのようなスタジアムで、最終的に2人少ない状態でベティスと戦うのは難しいことなので、選手たちの頑張りに感謝したい。我々はいい形で試合に入り、11対11、さらにハーフタイム前まで1人少ない状態でもうまく戦うことができた。しかし最初の失点後、疲労やベティスという素晴らしいチーム、会場の雰囲気により、我々は調子を崩していった。もう次の試合のことを考えなければいけない」と振り返った。
主な一問一答は以下の通り。
-物議を醸す判定について
「あのカード(スベルディアが退場になった最初のレッドカード)は自分たちのミスによるものだが、私にとってあれはレッドカードではまったくないし、PKもPKではなかったと思う。あれはPKを取られるようなファウルではなかった。誰もがミスを犯すし、そのミスに対して自分が責任を取らなければならない。主審は最も難しい仕事をしており、もし笛を吹いたのなら、そのシーンをはっきりと見ていたはずだ。しかし、あのシーンを確認することができたと思うし、VARがあるので避けることもできたはずだ。PKの時と同じように、笛を吹きたいという気持ちが強かったんだと思う」
-欧州カップ戦出場権争いから遠ざかっていることについて
「まだ試合や勝ち点はたくさんあり、我々は3大会すべてでまだ生き残っている。そう言えるのはわずかな者だけだ。我々は今日、敗北を喫して帰ることになるが、まだ先は長い。多くのチームが戦っているので、我々も戦い続けなければならない。いつも言っているように、残り3試合になった時に自分たちがどこにいるのか、なぜ戦っているのかが分かるだろう」
-20日に行われるミッティラント(デンマーク)との欧州リーグ・決勝トーナメントプレーオフ第2戦について
「我々にはわずかなアドバンテージがあるが、それは自分たちにとって有利なものだ。素晴らしい試合をして勝利を挙げ、次ラウンドに進みたい。選手たちの頑張りとサポーターの応援があれば素晴らしい夜となり、次ラウンドに進出できると確信している」