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<明治安田J1:G大阪2-5C大阪>◇第1節◇14日◇パナスタ
ガンバ大阪のルーキーMF名和田我空(18)が、セレッソ大阪との開幕戦でスタメンデビューした。
G大阪では18年のMF福田湧矢(25=東京ヴェルディ)以来7年ぶりとなる高卒新人の開幕先発。抜てきされた名和田は、トップ下で堂々たるプレーを披露した。
開始直後から積極的に相手の間でボールを引き出すアクションを繰り返し、前半15分にはFKのこぼれ球を右足ボレーで初シュート。同17分には左クロスに入り込み、その2分後には右からのラストパスをニアで合わせた。その後思い切ったミドルも狙った18歳は「プロ初めての舞台で、こんないい雰囲気の中で負けてしまったけど、こういう舞台を経験できたのは次につながるもの。それを自分でどうつなげるか。次の福岡戦もホームなので、みなさんと喜べるようにしたい」とデビュー戦を振り返った。
初出場初得点はならなかったが、得意のプレーが通用することは確認できた。「ライン間で受けることは何本かできていた。相手の嫌なポジションに立ったり、動き続けてスペースを見つけることは、これからもやり続けたい」。流れの中でスムーズなプレーを見せられたことは、大きな収穫となった。
後半20分までの65分間ピッチに立ち、4本のシュートを記録したルーキーは、早くも主力としての自覚も見せた。「自分が良くなっていけば、チームの勝利にもつながってくると思う。しっかり受け止めて、満足せずやっていきたい」。自らの成長でチームを上昇させていくことを誓った。【永田淳】