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楽天ドラフト1位の宗山塁内野手(21=明大)が、「食」のジャンルで球団史上初の快挙を達成した。本拠地の楽天モバイルパークで販売しているプロデュースメニューに、新人選手として初めて名を連ねることが決定。昨秋のドラフト会議で5球団が競合した大物らしく、弁当、サラダ、シェイク、デザートの4種類が“宗山グルメ”として登場する。【取材・構成=山田愛斗】
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宗山が「食」のフィールドでも鮮烈デビューを飾った。定位置はショートではなくテーブル。それぞれを自ら試食し、ガチ審査を行った。ルーキーがプロデュースメニューを出すのは球団初。「最初、グルメの話を聞いた時はびっくりしましたし、まさかっていうような感じでした。4種類出るとは思ってなかったので素直にうれしいです」と笑顔を見せた。
▽宗山塁のこだわり鶏弁当(1300円) タンパク質がたくさん取れる鶏肉がメインの弁当で、しょうが焼きとレモン塩で味付けした2種類をさっぱり食べられるのがポイントだ。付け合わせにもこだわり、出身地広島の広島菜、仙台名産の笹(ささ)かまぼこを使っている。
▽宗山塁の彩りシーザーサラダ(900円) 宗山が実践しているベジファースト(=食事の最初に野菜を食べること)を意識した商品だ。球場グルメはガッツリ系の丼物やおつまみが多い中、プロデュースメニューとしてサラダは初登場。鶏肉のコンフィを使用し、ヘルシーかつ具だくさんで彩りも鮮やかだ。
▽宗山塁のブルーベリーシェイク(720円) シェイクはスタジアムグルメ人気NO・1で、1日に1000杯以上売れる日もあるという。明大カラーのブルーベリー味だが、ヨーグルトを混ぜたさっぱり系、ミルクを混ぜたまろやか系、濃いブルーベリー味の3パターンからヨーグルトとの組み合わせを選び、商品化した。
▽宗山塁のもっちりフルーツクレープ(800円) 小さい頃に好きだったクレープをカップスイーツに。マスカルポーネクリームを使って甘さは控えめ、イチゴ、ブドウ、みかんをトッピングしているのが特徴。チョコバナナとの2択からフルーツをふんだんに使ったものを選んだ。
各メニューは本拠地開幕の4月1日西武戦から販売される予定だ。「自分のメニューを買いたいなと思ってもらえるような活躍ができればなと思ってます」。華麗なプレー同様にグルメでもファンの舌を魅了する。