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今季から鹿島アントラーズの指揮官に就任した鬼木達監督(50)が13日、湘南ベルマーレとの開幕戦(15日、レモンS)を前に鹿嶋市内で取材に応じ、鹿島での初陣に、鹿島伝統の「勝利への執着心」を掲げた。
鹿島のDNAである守備の強度と勝利へのこだわりに加え、「止める・蹴る」の技術へのこだわりも植え付けてきた。例年に比べ、練習後に「止める・蹴る」の自主練習を行う選手が増えた。鬼木監督は「サッカーをうまくなろうとしているのはすごく感じる。心の底からタイトルを取りたいと思って練習に純粋に向き合っていると思える」と選手の意欲を評価した。
鹿島での「鬼木スタイル」の完成度に「100%は永遠にない。そういう意味で言うと半分以上はいってるかなと思います。取り組みの所が期待させてくれる」と手応えを口にする。
湘南は山口智監督が続投し、主力選手も残留。完成度は高いことが予想される。その中での開幕戦に「初戦を勝つことが重要。どんな形で荒れ、勝利への執着心は見せたい。自分が監督でなくても鹿島に本来なくてはいけないもの。そこをより強く意識しながら戦いたい」と決意を述べた。