
中日新外国人のカイル・マラー投手(27=アスレチックス)が13日、沖縄北谷キャンプで初のシート打撃に登板。打者11人に対して41球を投げ安打性は3本に抑え、3三振を奪うなど開幕ローテ入りをアピールした。
最初の打者・細川に詰まった打球で中前に落とされたが、自慢のストレートは押し込んでいた。続く新外国人ジェイソン・ボスラー外野手(31=マリナーズ)との対決ではブレーキの効いたスイーパーで見逃し三振。さらに岡林から2度の三振を奪うなど、調整段階は一気に上がった。
ストレートの最速は155キロを確認。9日の初フリー打撃登板では最速153キロ。「前回より真っすぐの精度も上がっている。すごく順調にきていると思う。継続して取り組んでいきたい。1イニング目には155キロが出たということなので、次は157キロを出せるように上げていけたらと思う」。パワー系サウスポーは自信を漂わせた。
先発候補として期待されるマラーは昨季、21試合に救援登板して0勝1敗、防御率4・01。通算では54試合で4勝11敗、防御率5・90のメジャー成績を残している。身長201センチの大型左腕が開幕ローテ入りに大きく前進した。