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鹿島アントラーズの中田浩二フットボールダイレクター(FDも退任)が11日、鹿嶋市内のクラブハウスで取材に応じ、今季からジーコ・クラブアドバイザー(CA)が今季からサッカー面で多く関わることを明かした。
ジーコ氏は18年夏から21年までテクニカルディレクター(TD)として現場の最前線にいたが、22年からクラブアドバイザーに就任。クラブ全体の業務に関わりピッチから距離をとっていた。
中田FDは「クラブアドバイザーの名前は変わらないが、基本的にはフットボールの方で関わっていただく話はしています」と明言。日々の練習も多く見る形になり、監督やコーチングスタッフ、選手に去年より踏み込んだ形で関わる予定だ。また、ブラジル人選手などスカウティング面での協力も依頼。鬼木達新監督の下、新しい鹿島の構築が始まる中、現場でジーコ氏自身が「鹿島イズム」「ジーコイズム」を注入する。