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首位攻防マドリードダービーは1-1ドロー レアルがエムバペのゴールで追い付き、首位キープ


レアル・マドリードとアトレチコ・マドリードがサンティアゴ・ベルナベウでスペインリーグ第23節で対戦し、1-1で引き分けた。この試合で、レアル・マドリードは懸命の攻撃を見せるが、2023年1月の月間MVPを獲得しているエムバペが同点ゴールを決めるまで苦戦した。一方、アトレチコ・マドリードはフリアン・アルバレスのPKで先制するも、その後の流れを支配できず、勝ち点1を手に入れるにとどまった。試合はレアル・マドリードが率直に攻め、特に後半には多くのチャンスを作ったが、GKオブラクの堅守に阻まれた。マドリードダービーは1-1のまま終了し、レアル・マドリードが首位の座を維持し、アトレチコ・マドリードが2位をキープ。バルセロナにとっては次節に差を縮める機会となった。

同点ゴールを決めて喜ぶレアル・マドリードのエムバペ(AP)

<スペインリーグ:Rマドリード1-1Aマドリード>◇8日◇第23節◇サンティアゴ・ベルナベウ

【マドリード=高橋智行通信員】レアル・マドリードとアトレチコ・マドリードがサンティアゴ・ベルナベウで行われたスペインリーグ第23節で対戦した。

両チームがスペインリーグでダービーマッチを戦うのは176回目。過去の対戦成績は91勝43分け41敗とRマドリードが大きく勝ち越しているが、ここ4試合勝利なし(3分け1敗)。

Rマドリードは先週末、アウェーで行われたスペインリーグでエスパニョールに痛恨の敗北を喫しながらも首位をキープ。カルバハル、ミリトン、リュディガー、アラバとDF陣に多数の負傷者を抱える苦しい状況の中、アンチェロッティ監督は3日前に3-2で勝利した国王杯準々決勝レガネス戦からスタメンを7人変更。システムは4-2-3-1で、3日後に控えるマンチェスター・シティーとの重要な欧州チャンピオンズリーグ・プレーオフ第1戦に向けて戦力を温存せず、攻撃陣にエムバペ、ビニシウス、ロドリゴ、ベリンガムを起用した。

AマドリードはスペインリーグでRマドリードに勝ち点1差の2位につけ、公式戦3連勝中の5試合負けなし、欧州チャンピオンズリーグでラウンド16進出、さらに負傷者なしと好調を維持。シメオネ監督は守備の要、ル・ノルマンを出場停止で欠く中、5-0で圧勝した4日前の国王杯準々決勝ヘタフェ戦から4人を入れ替えた。4-4-2で臨み、グリーズマンとフリアン・アルバレスが前線でコンビを組んだ。

試合前に南ゴール裏がRマドリードのエンブレムのモザイクで彩られ、エムバペに1月のスペインリーグ月間MVPのトロフィーが授与された。そして6日に引退を表明したクラブのレジェンドのマルセロがピッチに登場したことで、スタジアムは歓喜の渦に包まれた。

首位対決となったこの一戦、序盤は両チームとも相手の出方をうかがい、バランスが崩れるのを嫌ったことで大きな動きはなかった。時間の経過とともにRマドリードがボール支配率を高めていき、Aマドリードは守備を固める展開となっていく。

最初の決定機を得たのはRマドリード。20分にバルベルデが鋭いプレスでカットしたボールから、ビニシウスがミドルシュートを打つが惜しくも枠を捉えられなかった。

それまでチャンスのなかったAマドリードは35分、ペナルティーエリア内でリーノがチュアメニに足を踏まれ、オンフィールドレビュー後にPKの笛。Rマドリード側が抗議する微妙な判定となった。これをフリアン・アルバレスがゴール正面に蹴り込み、先制点を記録した。

Rマドリードは前線の選手たちが目まぐるしくポジションを変えて反撃を試みるも、しっかり中を固め、うまくゲームをコントロールした相手に決定機を作れないまま前半が終了した。

1点を追うRマドリードは後半、猛反撃に出る。5分にロドリゴが右サイドで素晴らしい突破力を見せ、深い位置からゴール前にパスを送る。ベリンガムがダイレクトで合わせたシュートはヒメネスにブロックされるが、跳ね返ったボールをエムバペが蹴り込み、1-1の同点にした。

このゴールで勢いに乗ったRマドリードは7分、後半に入り左サイドに張りついたビニシウスのクロスをベリンガムが頭で合わせるがクロスバー直撃。さらに12分、セバージョスのクロスからベリンガムが再びヘディングシュートを放つが、GKオブラクにキャッチされた。

同点にされたことで劣勢になったため、シメオネは18分に3枚替えを敢行した。しかし、その後も主導権を握るのはRマドリード。ルーカス・バスケス、チュアメニ、エムバペ、ロドリゴ、ビニシウスが立て続けにシュートを枠に飛ばすが、オブラクの牙城は崩せない。

ホームで決勝点が欲しいRマドリードは36分に動き、モドリッチとカマビンガを投入して中盤をリフレッシュ。そして後半アディショナルタイムにエムバペがスルーパスに抜け出すが、オブラクに1対1をセーブされた。

両チームが激しくぶつかり合ったマドリードダービーは1-1の引き分けで終了。Rマドリードが勝ち点50で首位の座をキープし、Aマドリードが勝ち点49で2位のままとなった。この結果は9日にセビリアと対戦する3位バルセロナ(勝ち点45)にとって、勝ち点差を縮める大きなチャンスとなっている。

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