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西武の後藤高志オーナー(75)が9日、宮崎・日南市で行われている1軍南郷キャンプを訪問した。
選手たちに訓示を行った後、報道陣に対応した。主な質疑応答は以下の通り。
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-今年のチームをどうご覧に
キャンプで練習を見るのは今日が初めてなんでね、これを楽しみにしていますが、去年の秋から今年、外国人選手も含めてかなりフロントが戦力補強をしっかりやってくれたというふうに確信していますので、結果はきっちり付いてくるだろうと思います。先ほど申し上げたように、1人ひとりが、個が強くなるということがまずは強いチームを作る、当然のことながらの大前提なんで、西口監督がしっかりやってくれるだろうし、今年は新任で鳥越ヘッドコーチだとか仁志コーチだとか、あるいは大引コーチだとは、あるいは本当に久しぶりにライオンズに戻ってきてくれた立花コーチだとか、いわば外の空気をこれからライオンズに注入してくれるということで、大いに期待しているところです。
-外の空気はオーナーも求めていた部分でしょうか
そうですね。これは去年から、それこそ奥村社長だとか飯田常務だとか広池本部長だとか、あるいは退任されたけど渡辺GMだとか、そういった人たちとライオンズに外の空気をしっかり入れていこうということは昨年から話していましたから、そういう意味では本当にいい人選というか、いいコーチに来ていただいたと思います。
-外部招聘(しょうへい)のコーチにどういう指導を期待したいでしょうか
まぁ、ひと言でいえば熱血指導ですね。今までのライオンズで長年やってた人(の指導)も大切なことなんだけども、やはり新しい風、新しい考え方というのをぜひ吹き込んでもらいたいし、そういう意味では熱血的な指導というか、ある意味厳しさというか、それは外部出身の人が言うことによって、選手諸君が目覚めるといったらおかしいけど、そういうことは多分あると思う。こんなこと言ったらあれだけど、私も05年に西武外から西武グループに来て、その当時は相当厳しいことを言いましたけれども、それはそれで西武グループの生え抜きの人にはかなりインパクトがあったと思うんですよ。そういったことも後から聞いたし、それは絶対に必要なことだと思うので。そういうことを期待しています。
-ここまでの西口監督の手腕をご覧になっていかがでしょうか
非常にいいと思いますね。昨日もキャンプ恒例の監督、コーチ、スタッフとの懇親会を夜にやりましたけども、西口監督の考え方というのは「1人ひとりが強くなくちゃダメなんだ」と。それを明確に打ち出している。それは僕も大賛成ですし、そういう中でコーチ陣のチームワークというかコミュニケーションが非常に良く取れている。特に新しくライオンズに加入してくれた鳥越コーチだとか仁志コーチだとか大引コーチだとかとも非常にいいコミュニケーションが取れているし、物言いも本当にお互い率直で、大変いいなと思います。それは西口監督の人柄というかね、人望ということなんだろうと思いますね。
-各球団が暑さ問題に苦慮する中で、ベルーナドームの環境整備はどのようにお考えでしょうか
ベルーナドームは非常に何というか、暑い時は暑いし寒い時は寒いし、非常に自然環境に恵まれたというか従順なドームなんでね。特に最近の夏の酷暑は選手にとってもそうだし、お客さまにとっても非常に厳しいんで。それはとにかく何とかしようと。ただ何とかしようという意志はみんな強く持ってるんだけども、なかなかあのドームの構造上、短時間で抜本的に解決するのはなかなか難しい。いろいろ専門家、ゼネコン関係の人に聞いても難しいと。ただそうは言っても、それを手をこまねいて待っているっていうつもりも全然ないんで。まだちょっと申し上げられないけど、僕は僕のアイデアを球団社長以下には申し上げました。とにかく試行錯誤でいいから、失敗してもいいからとにかくやろうと。もしかすると少しメディアの皆さんもびっくりするかもしらんけど、僕自身としては抽象的な物言いで申し訳ないけれど、面白いアイデアを持っているので。それはとにかくぜひ今年、失敗してもいいからやろうじゃないかということは言っています。その時は温かく見守ってください。よろしく。