<スコットランド杯:セルティック5-0レイス・ローバーズ>◇8日◇5回戦◇セルティック・パーク
セルティックのFW前田大然(27)が、スコットランド杯5回戦のレイス戦にフル出場し、ハットトリックを達成した。チームは5-0で大勝して準々決勝に進出した。MF旗手怜央(27)は前半途中から出場した。
前田が昨年11月のリーグ杯アバディーン戦以来、スコットランドで3度目のハットトリックを記録した。前半6分にゴール正面から左足で決めて先制すると、前半終了間際には高速カウンターから右足で2点目。4-0の後半32分には左からのクロスを押し込んで3点目を奪った。今季公式戦21点目、セルティックで節目の通算50点に到達した。
FW古橋亨梧が1月末にフランス1部リーグのレンヌへ移籍したが、そのエースが抜けても前田が公式戦3戦6発と勢いに乗る。過密日程のチームは先発を9人入れ替えたが、ロジャーズ監督は「今日の焦点はパフォーマンスのレベルにあった。選手は最初から最後まで集中していた。9人の選手を入れ替えたとは思えないほどだった」とコメントした。
次戦は12日に欧州チャンピオンズリーグ(CL)の決勝トーナメント進出を懸けたプレーオフでバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)と対戦。前田は1月22日の同1次リーグ・ヤングボーイズ(スイス)戦の一発退場で出場停止となる。