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イチロー氏(51=マリナーズ球団会長付特別補佐兼インストラクター)が、日本人メジャーリーガーの後輩へエールを送った。
7日、ドジャース-カブスの日本開幕シリーズ(3月18、19日、東京ドーム)に向け、セブン-イレブン・ジャパンなどとのパートナーシップ契約会見に出席。「ワールドチャンピオンのドジャースを間近で見られる。今後あるのだろうかという貴重な機会だと思う」とし、出場見込みの選手とのエピソードを語った。
まずはドジャース勢。大谷とはメジャー1年目に相談を受けた。「ずいぶん昔の話。もう別に何をしたというわけでも全然ないです」。山本には「オリックスの後輩」。佐々木は「高校野球を熱心に見始めたころの選手。勝手な思い入れがあって、すごく楽しみ。アメリカでプレーする前に日本でプレーする特殊なケース。そこも注目」とした。
カブス勢では同じ名字の鈴木誠也について爆笑秘話を明かした。誠也はWBCを故障で辞退し「51 SUZUKI」のユニホームが日本代表のダッグアウトに掛けられていた。「それを見たアメリカ人が『イチロー、お前はだからレジェンドなんだよ』と。『あれ俺じゃないから』みたいな。いちいち説明するのが面倒くさいから『そうかそうか』とやったけど」と勘違いを放っておいたという。
今永には「自分は大舞台に弱いタイプなんです」と言われ、明るさより悩んでいる姿が印象的だった。ところが「アメリカに来て、去年すごい活躍で。しかもキャラがあんな感じだったと、すごく鮮烈に記憶が残っている」とした。【斎藤直樹】