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米カリフォルニア州の連邦地裁は6日(日本時間7日)、ドジャース大谷翔平投手の元通訳で、銀行詐欺罪などに問われた水原一平被告(40)に対する量刑を4年9カ月と言い渡した。検察の求刑通りだった。
水原被告は量刑言い渡しに先立ち法廷で「大谷選手に本当に申し訳ない。謝罪しても私が犯した罪が正当化されないことはわかっている」などと謝罪し「この過ちは私の残りの人生に影響を与えるだろうし、結果を受け入れる準備はできている」と述べた。
米メディア「アスレチック」によると、水原被告は刑期を終えた後に日本に強制送還される可能性があるという。同被告の弁護人は、強制送還は「ほぼ確実」と見込んでおり、もし強制送還となれば「周囲からの注目と恥辱に直面し続けてしまう」と文書で訴えている。
ロサンゼルスの連邦地検は同被告に対し禁錮4年9カ月と釈放後3年間の保護観察処分、大谷への約1659万ドル(約25億7000万円)の賠償などを求刑。同被告側は、連邦地検との司法取引に応じて罪を認めたが、禁錮1年6カ月への減刑を求めており、検察側の求刑とは大きな開きがあった。
同被告は、24年3月の開幕戦前にギャンブル依存症だとチームの前で告白。大谷の口座から不正にお金を盗んだことが発覚して契約解除された。
裁判資料によると、同被告は21年11月ごろから24年3月ごろにかけて、違法スポーツ賭博で負けた額を取り返すために大谷の口座から約1659万ドルを盗み、胴元のブックメーカーに不正に送金していた。