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阪神前監督の岡田彰布オーナー付顧問(67)が、甘口辛口で教え子にエールを送った。宜野座キャンプを訪問。吉田さんへの黙とうをささげると、ブルペンの捕手後方にどっかりと陣取った。
甘口で絶賛したのは村上頌樹投手(26)の投球だ。「目立ったんは村上やな。村上は今年たぶん、一番勝つと思う。全然、ボールの質が違うやんか」。昨季は主に週頭を任され、7勝11敗と負け越した。だが、23年のMVP右腕が期す逆襲への思いは本物と確信。「相手のエース級と当たるとか宿命やからな。それに勝てなかった自分のふがいなさが一番あるんじゃないか。火曜日はそれだけきついポジションやった。今年にかける思いは違うんちゃうか」と何度もうなずいた。
岡田顧問は村上の復活を確信する一方で、もう1人の中心投手には、辛口な評価を口にした。昨季チーム最多の13勝を挙げた才木だ。この日のブルペン投球を比較し、不安材料を指摘した。「そら村上の方が上やろな。全体的に、平均的に見たらな。(才木には)怖さがある。去年の後半からあんまりよくない。もう1回(23年を)思い出してつかめば大丈夫と思うけど。開幕に合わせてくれたら、ええ投手やけどな」。
辛口コメントも岡田流の叱咤(しった)激励。すべては23年の日本一に貢献した右腕のポテンシャルの高さを知るからだ。ズバリと直言する岡田顧問の後方支援も、覇権奪回には欠かせない。【伊東大介】
▽阪神村上(打席に中野、大山が立つ中、オール直球で気合の100球。岡田顧問の評価を聞き)「勝ちにこだわって投げたい。そういうところ(エース級との対戦)で勝てないと(チームも)上にいけない。(キャンプでは)真っすぐを良くしたい。いい感じできている」