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スペイン1部レアル・ソシエダードは、得点力不足が懸念されている状況にもかかわらず、冬の移籍市場で新戦力を全く補強しなかったと、スペイン紙マルカ電子版が4日に指摘した。
今季、Rソシエダードは深刻なゴール欠乏症に陥っている。スペインリーグでここまで22試合を戦いながら、うち10試合を無得点で終えて、わずか18得点。1試合平均0・82点と1ゴールを切っており、最下位のバリャドリード(15得点)と続くヘタフェ(17得点)に次ぐ、全体3番目に得点が少ないチームになっている。
このことが成績に大きく影響し、リーグ戦の成績は8勝4分け10敗の勝ち点28で11位に低迷。欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場圏内の4位ビルバオとは勝ち点13差、欧州リーグ(EL)出場圏内の5位ビリャレアルとは勝ち点9差をつけられている。
そのために今冬、新たなセンターフォワードの獲得が必須と思われていたものの、クラブは最終的にマグナセライア、サディクの攻撃的な選手および、中盤のデ・サラテを期限付き移籍で出しただけで1人も補強しなかった。
マルカ紙は、この状況を受けて「目標を達成するために、必要な勝利を成し遂げるために、得点面では今いる選手たちが1歩、前進しなければならない」と指摘している。
リーグ戦では久保、オヤルサバルが4得点。オスカルソン(3得点)ブライス・メンデス(2得点)バレネチェア、ベッカー、スチッチ、スビメンディ(1得点)が決めているだけだ。
センターフォワード(オヤルサバル、オスカルソン)は合計でわずか7ゴールしか決めておらず、DF陣の得点は1つもなしと、全体的に懸念すべき状況にある。
また、欧州リーグ8試合と国王杯の4試合を加えても、オヤルサバルがトップの8得点、オスカルソンとバレネチェアが6得点、久保が5得点、ブライス・メンデスが4得点、セルヒオ・ゴメスが3得点、ベッカーが2得点、スシッチが1得点と、公式戦で大幅に得点力が増えているわけでなく、早急の改善が必要となっている。(高橋智行通信員)