西武・西口文也監督(52)は3日、にこやかな表情で若手3人の“居残り特守”を見つめていた。
宮崎・南郷キャンプの第1クール3日目。全体練習の終了後、児玉亮涼内野手(26)、滝沢夏央内野手(21)、ソフトバンクから育成契約で入団した仲田慶介内野手(25)の3人が、二塁の守備位置についた。
不動の二塁だった外崎修汰内野手(32)が三塁にコンバートされることが決まり、二塁レギュラーが白紙になっている。西口監督ら首脳陣は、現時点ではディフェンス力を重視しているもようで、1軍キャンプメンバーではこの3人が中心に競っている。
この日も右に左に振られながら、それぞれが大引啓次1軍内野守備走塁コーチ(40)から100本近いノックを受けた。
最後まで見届けた西口監督は「みんなよく似たタイプだと思うんでね。守備もそうだし、バッティングもポイントになってくるかな」とコメント。あくまでも3日時点での構想ながら、二塁手のレギュラー争いの候補者の数は「だいたい4人とか」と明かした。【金子真仁】