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【阪神】ドラ1伊原陵人いきなりブルペン快投「5、6割」も藤川監督うなずき、捕手梅野が高評価


阪神のドラフト1位新人投手、伊原陵人が沖縄キャンプ初日にブルペンで42球を投げ、期待通りの快投を見せました。監督やチームのコーチ、そして先輩捕手の梅野から高評価を受け、特に伸びのある直球と制球力が光りました。彼のブルペン入りは13年の藤浪以来12年ぶりのレアケースで、「即戦力」として注目が集まっています。キャンプ期間中も焦らず自分のペースで調整し、健闘を誓っています。藤川監督は健康面を心配しつつもその才能を認めており、梅野もクロスファイアに舌を巻きました。伊原はまた、先輩左腕ムシュ選手と感覚を共有するなど、積極的なアプローチも見せています。今後の紅白戦にも期待がかかります。

ブルペンで投球練習をする伊原(撮影・藤尾明華)

<新鮮力ぜよ!>

阪神ドラフト1位の伊原陵人(たかと)投手(24=NTT西日本)がいきなりのブルペン入りで快投を披露した。春季沖縄・宜野座キャンプ初日の1日、藤川監督らが見守る“御前投球”で42球。初コンビの梅野が高評価するなど、即戦力の期待にたがわぬクロスファイアでうならせた。日刊スポーツはキャンプ期間中、「新鮮力ぜよ!」と題し、新入団選手や期待の若手を紹介。藤川阪神を支えるホープの輝きを追います。

   ◇   ◇   ◇

緊張しない方が無理のある状況でも、伊原はひょうひょうと投げ込んだ。背番号18のタテジマユニホーム姿を披露した宜野座キャンプ初日。いきなりブルペンに入ると藤川監督から見守られ、金村投手コーチも熱視線。目の前には先輩捕手の梅野が座っていた。

「緊張感はあったけど、周りに引っ張られないことが大事。まずは自分の持っている能力を出すことが大切になるので」

計42球。スライダーを交え、心地よいミット音を響かせた。各投手で6レーンが埋まったブルペンで、即戦力左腕はひときわ大きな存在感を放っていた。

ケガ防止を最優先に取り組んだ1月の自主トレ期間。焦らず自分のペースで状態を仕上げてきた。そして有言実行のキャンプイン。1軍宜野座春季キャンプ初日に球団のドラフト1位新人がブルペン投球したのは、13年の藤浪普太郎以来12年ぶりだった。「5、6割くらいの仕上がりですけどアピールしないといけない立場。状態を上げないといけないし、ボールの質や精度を求めていかないといけない」。

これでピークがまだ先とはますます期待が膨らむが、即戦力らしく開幕を逆算。藤川監督は「健康で何よりです」とうなずき、初コンビを組んだ梅野は逸材ぶりにうなった。「真っすぐの強さが後半につれてどんどん出てきた。コースをしっかり投げ分けられる印象です」。打者の手元で伸びるクロスファイアと、抜群の制球力に舌を巻いた。

セ・リーグ屈指の安定感を誇る阪神投手陣。先輩から吸収できる貴重な機会は逃さない。練習中には同じ左腕の桐敷に「自分からいかないと」と弟子入り。磨きたいと思っていたフォークの感覚について質問をぶつけた。「カウント別でどこに投げるか、どの高さに投げるかの話をいただいた。勉強になりました」。

キレのある直球に昨季の最優秀中継ぎ左腕がバッタバッタと三振を奪った勝負球が加われば鬼に金棒だ。8日、9日には藤川阪神の初実戦となる合同紅白戦も控えている。「元々、強気に攻めるのが自分の持ち味。相手チームでも、自チームでもそこを出せたら」。宜野座から伊原旋風を巻き起こす。【波部俊之介】

◆阪神ドラフト1位投手の1軍キャンプ初日ブルペン投球 捕手を座らせるのは13年藤浪以来12年ぶりで近年ではレアケース。藤浪は沖縄・宜野座で他の投手の投球が終わるのを待ち、1人きりで30球。球団関係者、ファン、報道陣ら200人以上が見守った。18年は馬場が1軍ブルペンに入ったが、シャドーピッチングだけで終了。2軍では14年に高知・安芸で岩貞が投球練習した。藤浪以前では11年榎田、10年二神、07年小嶋、05年能見(立ち投げのみ)らが投球した。

▽阪神金村投手コーチ(伊原について)「ボールはいいよ、そりゃ。もちろん良いのは分かっているし。オーバーワークにならないようにだけ気をつけて、大事にいきたい」

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