阪神藤川球児監督(44)が宜野座キャンプ初日は精力的に動いた。
新監督として迎える2月1日は「選手たちにとってのお正月と思っていましたけど、いざ監督になってみると、また違った意味で正月だったのかなという気がしますけど、始まってみれば、特に問題なく、選手たちの状態も良くて、非常に満足しています」と充実感たっぷりだった。
早出練習にも姿を見せ、「もし選手たちが故障をしてしまったりとか、打球が当たったり、ということがあっては、監督という立場的によくないな、と思って、しっかりと見させてもらうという、そういうキャンプになると思いますから、そういった意味で出てきました」と意図を説明。ブルペンにも足を運び、投手陣をチェックした。「非常に仕上がりもよく手ですね、コンディションに不安がないと、そこで十分かな」と満足げな表情を浮かべた。
昨秋キャンプでは「没頭」をテーマに掲げたが、今春は「姿勢」とした。「没頭している姿は見ているファンの方々から、言葉はなくても、非常に力強く、それから時に怖く、激しく映ると思いますね」と話した。さらにもう1つは監督をはじめとする首脳陣に向けて「凡事徹底」を掲げた。「勢いのある選手たちの動向をしっかりと見守りながら、コンディション等々、よく見守ると言いますかね、そういったところが必要だと思ったので」とそれぞれの方向からテーマを掲げた。