セレッソ大阪のプロ20年目、元日本代表MF香川真司(35)が1日、2次キャンプ地の宮崎市でオンライン取材に応じた。
1月11日にタイで始まった共同生活は、2月2日に最終日を迎える。14日に迫ったガンバ大阪とのJ1開幕戦(パナスタ)へ、レジェンドとの主な一問一答は次の通り。
-宮崎では1月24日に徳島ヴォルティス、同28日にベガルタ仙台のJ2勢と練習試合をした
「改善点はたくさんあった。徳島戦より仙台戦の方がビルドアップからの攻撃、ペナルティーエリアに入る回数を含め、スムーズに選手の判断でやれている場面があった。新しい監督の下、いろんな戦術においてのポジショニングや要求はあるが、選手が主体的に判断できるようにならないといけない」
-開幕が2週間後に迫った
「もう時間がない。コンディションもそうだし、メンタル的なところが一番大事になってくる。いきなり100%で、最高のサッカーができるとは思っていないが、ただ時間は待ってくれない。対戦相手も決まっている状況で、いかに体と心を開幕に持っていけるかを、非常に意識してやっていきたい。チームとして、そういう意識で練習していく必要がある」
-オーストラリア人のパパス新監督と香川選手は、英語で意思疎通を図れているはず。どんな監督か
「戦術もそうだし、明確にはっきりと、練習から要求してくる。外国人らしくイエス、ノーがはっきりしている。いいプレーにはいい、悪いプレーには厳しく要求してくれる。まさにC大阪に必要なところ。なあなあにならない、中途半端にならないのは、非常に大事。はっきりと提示してくれ、ストレートに話も聞いてくれるし、コミュニケーションも取れる。そういう意味では、すごいポジティブな日々を送れている」
-昨年は8月に左肘を脱臼し、その後の全10試合を欠場した
「肘は全く問題はなくて、個人的に昨年のことは昨年で終わっていて、考えてもいない。というか、今しか見ていない。今日、明日の練習を含めて、そういう日々を送るように意識している。今年はまったく違う年。監督も交代し、選手もがらりと替わり、上の選手もたくさん抜けた。緊張感はすごく、個人的に感じている」
-G大阪とのダービー開幕戦へ
「いいスタートを切りたいのは、どのチームも一緒。僕たちはまして、ガンバ戦なので、非常に勝ち点3(を取りたいし)、ただの1試合ではないと理解しているので、そういう重圧を感じながらやる必要がある。シーズンが始まるにつれて、チームの調子をどんどん上げていきたい。厳しいシーズンになることは、僕自身は想定している。いろんなことが起こりえるシーズンだと思っている。覚悟して臨みたい」