プロ通算525本塁打の清原和博氏(57)を父に持つ清原勝児(慶応3年)が1日、東京6大学の慶大の練習に合流した。報道陣の取材に応じ、兄・清原正吾内野手(慶大4年)に続いて名門の門をたたいた思いを語った。
一問一答は以下の通り。
-練習に初めて合流した
今日という日をまずは一つの節目の日にしようというふうに意気込んできたので、しっかり今日午前中にランニングやトレーニングをして、非常に良い1日になった。今日より明日、明日より明後日という気持ちで頑張りたいと思っています。
-慶大の野球部に入っての目標は
いち早くリーグ戦に出て、慶応野球部の日本一に貢献したい。個人的な目標としては兄を超えて、兄よりも活躍するというのを目標にやっていきたいと思ってます。
-この1年間はどのような形でトレーニングしてきたか
自分が元々トレーニングさせていただいているところに行ったり、いろんなご縁があってやらしてもらったりしてた。しっかり準備とともに、人生の視野も少し広がった感覚があった。いい1年だったかなと思います。どこを重点的にというよりか、全てレベルアップしようというふうに思ってたので。全体的に強化した感じです。
-「人生の視野が広がった」とは
いろんな人と会って、これまで聞けなかったお話とかを聞けるようになった。自分の中ではずっと野球をやってたので、いい意味で視野が広がったというのがありました。どの分野にしても、一生懸命やることが大事と教えていただいたのは印象に残ってます。
-昨年秋のリーグ戦でお兄さんが3本目のホームラン打った際、「3本目のホームランボールは弟に」と話していた
(ホームランボールは)自宅で受け取りました。同じ家族として、弟としてすごいうれしかった。それと同時に、ブランクがあったのに活躍できるすごさを見て、一種の悔しさというのもありました。いろいろと思うところはあったんですけど、素直にすごいなと思えるし、感動しました。
-野球部に入るにあたり、お兄さんから言葉は
昨日ちょうど話して「ここから本当に頑張れ、俺を超えろ」というふうに言われた。そこは肝に銘じて頑張ろうと思います。
-お兄さんがプロを断念したときに「この夢は弟に託したい」と話をしていた
(プロに)いけなかった兄がそう言ってくれてるのもありますし、僕も目指す以上は頑張りたいと思ってるんで。この4年間でしっかり頑張りたいなと思います。
-入寮時にホームランボールは持っていくか
持ってくると思います。あのボールを見ると、すごい自分もやらなきゃいけないっていうか、そういう気持ちが出てくる。寮において、毎日見て、しっかり練習しようと思います。
-お父様からメッセージは
ずっと高校からもシンプルで、「頑張れ」というふうに一言を言ってもらえました。
-自分の強みやアピールポイントにしたいところは
野球以外のところでも応援される選手になりたい。そのために、まず日頃の姿勢だったりで示して、野球ではもうとにかく試合で活躍して、中心となるような選手になりたい。まずはバッティング。守備ももちろん大事なんですけど、しっかり打って守って走れるのが目標。今は全部で活躍したいという思いがあります。
-勝負したいポジションは
チャンスがあればどこでもやりたいと思ってます。貪欲に貪欲に行きたいなと思ってます。