満を持しての「優勝宣言」だ。日本ハム新庄剛志監督（53）が1月31日、キャンプ地の沖縄・名護で就任4年目への自信をみなぎらせた。毎年恒例の「SHINJO スペシャルナイト 2025～大航海のその先に～」と銘打たれた指揮官プロデュースのキャンプ前夜祭を開催。「今年こそは優勝します」と宣言して約2000発の花火を名護の夜空に打ち上げた。
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新庄監督は自信を持って言った。キャンプイン前夜。就任以来、自ら企画して続けてきた花火の打ち上げの直前だ。マイクを持って、スタンドにいる選手たちやファン、CS放送「GAORA」で生中継を見ていたファンに向けて堂々と言った。
新庄監督 今年こそ優勝します。その願いとして、この夜空に花火を打ち上げたいと思います。みなさん、愉しんでください。
就任4年目、頂点に立つ自信がある。この3年間、手塩にかけて育ててきた選手たちは着実に実力を付けた。どんどん台頭する選手たちが、独特な感性で繰り出す新庄監督の采配にも食らい付き、2年連続最下位から昨季は2位躍進。機は熟した。その思いは、花火を打ち上げる前にも報道陣に吐露していた。
新庄監督 もう強いチームになった。（先発陣も）数はいます。その中に古林（グーリン）選手が入ってきたら、またさらに厚くなる。野手もピッチャーも迷う毎日が続くのかなって思うとうれしい。ファイターズは強いです。ものすごく戦力が厚くなったし、愉しみで仕方ない。
あえてレギュラーは白紙からスタートする。開幕4番を明言している野村についても、生放送中に例外ではないことを明かした。
新庄監督 ずっと4番とは言っていない。15試合でジェイ（野村）が結果出なかったら、2軍に落とします。（昨年は開幕レギュラーを明言していた）万波選手にも10試合あげて（結果を出すことが）できた。野村選手もできるかなと。
不退転の25年シーズンも、昨季に続いてファンとともに日本一を目指して出港する大航海。今季は日本一の港へ真っすぐ突き進む。【木下大輔】
