阪神ジーン・アルナエス内野手(22)は内野の全ポジションをカバーして支配下昇格を狙う。
29日に兵庫・西宮市内の球団事務所で入団会見を実施。「ファースト、セカンド、サード、ショートを守れることと、ミート力が強みだと思う」とアピールした。
パナマでの球団トライアウトをへて昨年10月に育成選手契約を結び、一足早く昨秋キャンプに参加。「日本人選手とコミュニケーションをとるように意識をしていて、最近は高寺選手と野口選手とよくコミュニケーションしている」とすでにチームになじんでいる。
「全体的にもっと成長しないといけないと思った。特に体力の面」。日本の練習量の多さに驚きつつも発奮。今オフは走り込みと打ち込みを続け「毎日頑張って常に成長できるようにしていきたい」と意気込む。
藤川監督は若手選手を中心に、今春キャンプで複数ポジションを練習させる方針を示している。「まずはケガをしない体を作って、1年間を戦えるように頑張りたい。守備の面はすべてのポジションを守れるようにしていきたい」。持ち味の守備力にさらに磨きをかけ、支配下へ近づく。【磯綾乃】