DeNAは27日、トレバー・バウアー投手(34)を獲得したことを発表した。2シーズンぶりのチーム復帰で、背番号は2年前と同じ「96」に決まった。
2年前との投球の変化、悲願の沢村賞の受賞はなるのか。「中3日」での登板はあるのかなど、多くの注目が集まる中、バッテリーを組むのが誰になるかも注目される。
23年は19試合に先発し、18試合を伊藤光捕手(35)と組み、1試合は山本祐大捕手(26)だった。シーズン途中の5月デビューだったが、10勝4敗、防御率2・76をマーク。月間MVPを2度受賞し、オールスターにも出場した。
また、イースタン・リーグでも5試合に先発。松尾汐恩捕手(20)、上甲凌大捕手(23)と2試合、益子京右捕手(24)と1試合でバッテリーを組んだ。
DeNAは昨季、山本祐大捕手(26)は主戦捕手を務め、99試合で先発マスクをかぶった。9月に右尺骨の骨折で離脱したが、2年前から大きく成長した姿を示した。
プロ3年目を迎える松尾も飛躍が期待され、レギュラー争いに名乗りを上げる。昨季は1軍デビューし、初安打もマーク。CS、日本シリーズも経験した。
昨季、CS第2戦から日本シリーズ第6戦まで全試合にスタメン出場し、CSでMVPに輝いた戸柱恭孝捕手(34)も「勝てる捕手」の称号を手にした。
2年前に「専属捕手」を務めた伊藤は、2年前のオフにバウアーと食事に出かけるなど、バウアーの投球とともに考え方や性格なども熟知する。
固定するのか、試合ごとに変えるのか。チームスローガンに「横浜奪首」を掲げた今季、三浦大輔監督(51)が「バウアーの相棒」に誰を指名するかにも注目が集まる。