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【清水】鹿児島キャンプ初実戦は4―3で韓国1部済州FCに逆転勝ち「狙いが出た」秋葉忠宏監督


J1清水エスパルスは鹿児島キャンプ中に韓国1部の済州ユナイテッドFCとの練習試合で4-3の勝利を収めた。試合の序盤で失点するも、選手たちは現場での柔軟な対応によって状況を修正。新加入のMF小塚和季のパスからMF宇野禅斗が同点ゴールを決め、チームの勢いを取り戻した。さらに、MF乾貴士のクロスから逆転ゴールを決めたが、一時逆転を許す展開に。しかし、最後にMF中原輝と新加入FWアフメド・アフメドフが得点を決め、試合を制した。秋葉監督は試合後、選手たちの頑張りと試合中の修正能力を称賛し、成果を確認した。この試合を経て、日本国内の静岡ダービーに向けて期待が高まる。

2人の連係でゴールを奪い、喜び合う清水小塚(左)と宇野

J1清水エスパルスは鹿児島キャンプ5日目の27日、韓国1部の済州ユナイテッドFCと練習試合(45分×3本)を行い、4-3で競り勝った。

1本目の10分に失点。立ち上がりは劣勢だったが、押し返した。秋葉忠宏監督(49)は「ピッチの中で選手が臨機応変に対応し、修正してくれた」。前線からの連動した守備で徐々に主導権を握り返すと、同37分に新加入MF小塚和季(30)のパスを受けたMF宇野禅斗(21)が右足で同点弾。派手なガッツポーズで喜びを表現したボランチは「いいパス交換から、いい形で受けられた。決められてよかった」と声を弾ませた。

2本目の38分には右クロスをMF乾貴士(36)が頭で決めて、勝ち越しに成功。その後は立て続けの失点で逆転を許すも、ギアを入れ直した。3本目はMF中原輝(28)が右足で決めて、再び同点。29分にはブルガリア代表の新加入FWアフメド・アフメドフ(29)が乾のスルーパスで抜け出し、左足で決勝点を奪った。

この日は4バックと3バックのシステムをテスト。プレー強度が高い韓国1部の相手と球際で激しいバトルを繰り広げた。指揮官は「タフで激しい相手にひるむことなく、それ以上のパワーで上回ろうとする気概を見せてくれた。攻撃のところでは狙いがかなり出た。自分たちで修正し、流れをよくするところまで持ってこれたことも素晴らしい。そこは大きな収穫」と満足げだった。

10日間の鹿児島キャンプは、この日で折り返し。2月1日にはJ2ジュビロ磐田との「静岡ダービー」が行われる。【神谷亮磨】

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