阪神山田脩也内野手(19)が25日、春季キャンプでのロケットスタートを誓った。初の宜野座組が決定し、初日から藤川監督の下でアピールできるチャンスを得た。高卒2年目での大抜てきに山田の鼻息は荒い。「キャンプ初日のためにずっと練習してきたので、ガンガンアピールできればいいなと思います」。強い覚悟で沖縄に乗り込む。
キャンプでのアピールとともに学ぶ姿勢も忘れない。主力中心の宜野座組スタートの利点を生かし、生きた教材から積極的に学んでいくつもりだ。「守備なら木浪さんだったり、打撃なら大山さんもいますし、いろんな先輩方と話して自分なりに吸収していきたいなと思います」。同じ遊撃手木浪の守備、同じ右打者で主軸の大山の打撃を参考にする。「自分からしっかり学びにいきながら、試合に出るための競争に割って入れるように」。宜野座組ではチーム最年少。日々進化しながら食らいつく。
この日は山田を含め、プロ2年目を迎える8選手が大阪天満宮で行われた「初天神梅花祭」の福玉行事に参加した。青い陣羽織を着て登場し、約1000人のファンに向けてサイン色紙が当たるカラーボールを投げ込んだ。華麗な守備と甘いマスクを持つ「虎のプリンス」候補は、ひときわ大きな歓声を浴びた。「(ファンの声援は)すごくうれしいことなので、結果を出して1軍に上がりたいです」。キャンプ初日から積極的にアピールする。【山崎健太】