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【皇后杯】三菱重工浦和が3大会ぶりV「昨年の借り返す」GK池田咲紀子PK止め優勝キック成功


三菱重工浦和レッズレディースが皇后杯全日本女子サッカー選手権でアルビレックス新潟レディースを破り、PK戦で1点優位の5-4で勝利しました。試合は1-1で延長戦へ進みましたが、決着がつかずPK戦に突入。三菱重工浦和のGK池田咲紀子が後半で唯一のセーブを決め、5人目のキッカーとしても成功し、チームの優勝を決定づけました。昨年もPK戦で準優勝だった経験を活かし、念願の優勝を果たしました。監督と池田選手は、昨年の悔しさを晴らし、多くのサポーターへの感謝を表明しました。

る三菱重工浦和GK池田咲紀子(2023年6月3日撮影)

<サッカー皇后杯全日本女子選手権:新潟L1(4PK5)1三菱重工浦和>◇25日◇決勝◇エディオンピースウイング広島

三菱重工浦和レッズレディースが1-1からのPK戦を5-4で制し、初優勝を目指したアルビレックス新潟レディースを破った。同じPK戦で敗れた昨年度の借りを返す頂点に3大会ぶり2度目の返り咲きを果たした。

先制は三菱重工浦和だった。前半11分、MF塩越柚歩からのスルーパスを受けたFW高橋はなが、右足で均衡を破る。追う新潟Lも28分、MF川村優理の縦パスに反応したMF滝川結女が、巧みに相手をかわして右足を振り、同点弾を突き刺した。

後半は一進一退の攻防が続き、延長戦へ。前後半15分ずつ、計120分間で決着つかず、PK戦に突入した。

準決勝に続くペナルティー合戦の勝利を狙った新潟は、MFの川澄奈穂美や上尾野辺めぐみがきっちり決めた一方、途中出場のDF横山笑愛が止められた。

三菱重工浦和は、女子日本代表なでしこジャパンGK池田咲紀子が唯一のストップを遂げた後、最終5人目のキッカーも自ら務め、優勝キックをゴール左隅に決めた。

前回大会はINAC神戸に1-1からのPK戦で5-6の準優勝だった。楠瀬直木監督は「去年はPK戦で敗れていて、まさか同じ形になるとは夢にも思わなかったですけど、いいゲームで(PK戦は運も左右する中)どっちでもいいとは言いませんけど(勝利を)願ってました。たくさんのサポーターが来てくださったことにも感謝したい」と喜んだ。

続けて「あと、本日は(観衆が)3000人ということで。次は5000人、1万人となっていけるよう頑張っていきますので、応援よろしくお願いします!」と呼びかけた。

三菱重工浦和GK池田も「去年は悔しい思いをしていたので」と回想しつつ「絶対に借りを返そうと話していたので、ホッとしました。自信を持ってプレーできたし、止めるイメージもしっかり持てました」と胸を張った。

新潟は準決勝で2本セーブのGK平尾知佳が、跳ぶ方向を合っていたもののセーブには至らず、惜しくも初制覇には届かなかった。

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