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王貞治氏「今日の賞は一番うれしい」日本スポーツ学会大賞表彰式に出席「世界少年野球大会」推進


第15回日本スポーツ学会大賞の授賞式が25日に行われ、元巨人選手で現ソフトバンク球団会長の王貞治氏が受賞しました。国際的な少年野球の普及活動を推進する世界少年野球推進財団の理事長を務めており、1990年から世界各地で大会を開催し、国際親善に貢献しています。王氏は賞を受け、「これまでやってきたことに対する賞で一番嬉しい」と述べました。授賞式ではWCBF評議員の中畑清氏から花束が贈られました。

第15回日本スポーツ学会大賞授与式で中畑氏(左)から花束を受け取り笑顔を見せる王氏(撮影・垰建太)

スポーツ界の発展に貢献した個人・団体を表彰する「第15回日本スポーツ学会大賞」の授賞式が25日、都内で行われた。世界少年野球推進財団(WCBF)の理事長を務める元巨人で現ソフトバンク球団会長の王貞治氏(84)が出席し、表彰状を受け取った。

表彰された王貞治氏は「これまでにかなりいろいろな賞をいただきましが、今日の賞は一番うれしいですね。今まで自分がやってきたことに対する賞なので。自分が受け継いだものは若い人たちに任せていかないといけない。人生というのはリレーですから。若い時にいろんなことを教えてもらって生きてくることができた。今度は自分たちが若い人たちの面倒を見るのは当然のことです」などと語った。

王貞治氏は少年野球の普及活動を推進するべく、1990年から各地で「世界少年野球大会」を開催。第1回はロサンゼルスで行われた。昨年は節目の第30回大会が福岡県大野城市で行われ、世界14カ国・地域から少年少女を招待。国境を越えて友情の輪を広げるなど、国際親善に貢献している。今年は秋田県で開催される予定だ。WCBF評議員の中畑清氏(71)も出席し、王氏に花束を渡した。

◆日本スポーツ学会 1998年(平10)1月、競技団体の垣根を越えて市民レベルでスポーツを文化として考えようと設立。会員は競技団体、元選手、大学教授、企業、メディアの関係者ら幅広く、300人以上。年に数回、ゲストを招いて「スポーツを語り合う会」を実施。10年に「日本スポーツ学会大賞」を創設し、スポーツの発展に貢献した人物を毎年表彰(20年のみ実施せず)している。

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