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水原一平被告、名前聞かれ「ショーヘイ・オータニ」 銀行との通話音声を米メディアが公開


水原一平被告(40)、元ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平投手の通訳が、違法スポーツ賭博に絡み大谷の銀行口座から不正送金を行った容疑で起訴されている。アメリカのメディア「アスレチックス」が彼と銀行員の電話会話を入手し公開した。その音声には、水原被告が自身を「ショーヘイ・オータニ」と偽り、認証コードも得るという手口が記録されていた。彼はこれを機に自身の口座に送金し、スポーツ賭博での損失を補填していた模様であり、最終的に約1,659万ドルを盗んだとされる。水原被告は司法取引に応じて罪を認めており、量刑は来年2月6日に言い渡される予定である。

水原一平被告(2024年2月撮影)

ドジャース大谷翔平投手(30)の元通訳で、違法スポーツ賭博に関与し銀行詐欺罪などに問われている水原一平被告(40)が、大谷の口座から不正送金するために行った銀行員との電話の音声が23日(日本時間24日)、米メディア「アスレチックス」で公開された。

同メディアは、裁判所に提出された約4分の銀行員と水原被告との電話のやりとりを独自入手。冒頭で銀行員から「この電話はどちら様ですか?」と問われると、同被告は即座に「ショーヘイ・オータニ」と返答。電話番号宛にショートメッセージで送られた6桁の認証コードも答えているが、その電話番号は水原被告のものだったという。続けて送金額は「20万ドル(約3100万円)」と答え、用途については「カーローン」(自動車ローン)と回答。受取人については「私の友人」と説明しており、大谷になりすまして水原被告の口座へ送金したとみられる。

水原被告は21年11月ごろから昨年3月ごろにかけ、違法スポーツ賭博で負けた額を取り返すために大谷の口座から約1659万ドル(約25億7000万円)を盗み、胴元に不正に送金。連邦地検との司法取引に応じて罪を認めた。量刑は2月6日に言い渡される。

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