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佐々木朗希が入団会見「ロスも辛い状況。自分も被災して苦しい思いした」/冒頭あいさつ全文


佐々木朗希投手がポスティングシステムを通じてMLBのロサンゼルス・ドジャースと契約し、ドジャースタジアムで入団会見を行った。23歳の佐々木は日本のロッテから移籍し、ドジャースで新たなスタートを切る決意を表明。会見では監督と編成本部長から背番号「11」のユニフォームが贈られ、約200人の報道陣を前に自身の決意を語った。LAの山火事にも触れ、「困難な時期に皆と前を向いて頑張りたい」と語った。佐々木は、移籍を支援した関係者への感謝の言葉を述べ、自己成長のための一生に一度の機会を重視してドジャースを選んだと説明した。

入団会見に出席した佐々木朗希(AP)

ドジャースへの入団が決まった佐々木朗希投手(23)が22日(日本時間23日)、ドジャースタジアムで入団会見に臨んだ。

ロッテからポスティングシステムでメジャー移籍を目指していた佐々木は、17日(同18日)に自身のインスタグラムでドジャース入団を発表。この日は紺色のスーツに鮮やかなブルーのネクタイで登場し、ロバーツ監督とフリードマン編成本部長から背番号「11」のユニホームを手渡され、新たなユニホームで日米の報道陣約200人を前に思いを語った。

【佐々木の冒頭あいさつは以下の通り】

ロサンゼルスの町が大変なとき(山火事が発生)にたくさんの皆さまにお集まり頂き、ありがとうございます。今日こうしてドジャースのユニホームに袖を通してみて、改めて自分はゼロからスタートするんだと、身が引き締まる思いです。

今回のMLB移籍に際し、自分のような実績のない投手に対して、たくさんの球団から熱心に声をかけて頂きました。自分のために多くの時間を割いてくださった球団関係者の皆さまに感謝します。自分が選手として一番成長できる場所を、純粋に選ぶことのできる一生に一度の機会をかみしめて、この1カ月間を過ごしました。

どの球団にもそれぞれ魅力を感じたので、その中から1つだけを選ぶというのは非常に難しい決断でした。いろいろな意見があるのは重々承知しています。ただ、ここに来ると決めた以上、今は自分が出した結論がベストだと信じて、自分の定めた目標を信じて、自分の可能性を信じてくれる人たちのために前に進んでいきたいと思います。

自分も被災して、苦しい思いをしましたが、自分の目標は見失わないこと、前を向き続ける事、それだけは忘れないようにしていました。ロサンゼルスの町も、いまこのように辛い状況ですが、今日から自分もドジャースの一員として、ロサンゼルスの皆さんと前を向いて頑張っていきたいと思います。

最後になりますが、自分の挑戦を後押ししてくださった千葉ロッテマリーンズの関係者の皆さま、5年間応援してくださったファンの皆さまに本当に感謝しています。さらに、今回のMLB移籍にあたり、僕のことを最優先に考え交渉してくださった代理人のジョエル・ウルフさんをはじめ、ワッサーマンの皆さま、野球だけに限らず、これまでの人生で支えてくださった全ての皆さま、そしてどんな時もそばで支えてくれた家族に感謝を伝えたいです。ありがとうございました。

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