宜野座スタートの阪神ドラフト1位伊原陵人投手(24=NTT西日本)は、2学年上の佐藤輝に“謝罪コミュニケーション”を図る。大商大2年時の20年11月、ドラフト指名直後の近大・佐藤輝と関西地区大学野球選手権で対戦。当時は無安打に抑えたが、インコースを狙った球が主砲の右腕に直撃した。まだ謝罪はできていないが「コミュニケーションの1つとして、お話できたら」とつかみにするつもりだ。
「とにかく体も大きかったですし、オーラもあった。まさか一緒にやれるとは。そこは味方として非常に強力です」。チームメートとなり、春季キャンプの紅白戦などで対戦する可能性もある。「自分が持っているものを出していく中で、どういう打者の反応を見られるかというのも大事になる。打者から話を聞けるチャンスでもあるので、そこは1つ大きな機会になる」。テル先輩と距離を縮め、活躍への助言をもらう。
▽阪神高寺(プロ2年目以来の宜野座キャンプスタート)「5年目になるので。試合が見ていて一番分かると思うので、試合で結果を出せるようにやりたい」
▽阪神豊田(初の宜野座キャンプスタート)「うれしい気持ちと『勝負だな』という気持ちになりました。勝負だと思って、最後だと思ってやりたい」
▽阪神石黒(初の宜野座キャンプスタート)「真っすぐの強さをアピールできたら。(開幕へ)任せられた場面で結果を出せるように準備したい」