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【オリックス】平野佳寿、積み重ねてイチロー氏と同じ45歳現役へ「日々の努力すごい」250S目前


オリックスの平野佳寿投手(40歳)が、新たな変化球習得に挑戦していることを明かしました。大阪の球団施設での自主トレを公開し、昨シーズンの故障による登板数の減少を経て自らの危機感を募らせた結果、今まで通りではなく、変化球の数を増やしたり、タイミングをずらすことに取り組んでいます。具体的には、チェンジアップやツーシームを導入することで直球とフォーク主体の従来の配球に変化を加えたい意向です。アメリカで殿堂入りしたイチローから学ぶ努力と向上心を源に、平野は「45歳で現役」の継続を目指します。また、投手としての成績向上を目指しながら、05年ドラフト同期の岸田監督の胴上げも目標に掲げ、チームメイトと切磋琢磨することを誓っています。

自主トレを公開しキャッチボールするオリックス平野佳(撮影・和賀正仁)

オリックス平野佳寿投手(40)が復活へ新球に挑戦していることを明かした。22日、大阪・舞洲の球団施設で自主トレを公開。今季はパ・リーグ投手で最年長となる。昨年は故障にも泣いて、1軍登板のなかった08年を除き自己最少12試合の登板に終わり、危機感を募らせた。

「今まで通りでは全然ダメ。変化球の数を増やしたり、タイミングをずらすことはまだできる。緩いボール、動くボールとか挑戦できたら」。昨年11月からチェンジアップやツーシームに取り組んでいる。直球とフォーク主体の従来の配球に隠し味を加える。

新人時代のキャンプで対戦したこともあるイチロー氏(当時マリナーズ)が米国でも殿堂入り。平野はこの日の朝、録画していたテレビ番組「情熱大陸」を見て、感銘を受けた。「引退してからの方がハード。日々の努力がすごい。僕もより頑張りたい」。1年ずつ積み重ねた先に、イチロー氏と並ぶ「45歳で現役」が見えてくるかもしれない。

NPB250セーブが目前。向上心は尽きない。「聞きたいことは聞いてもらったら。僕もルーキーに聞くかも」。年齢問わず、同僚と高め合うつもり。05年ドラフト同期の岸田監督の胴上げを目標に、身を粉にして働く。【大池和幸】

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