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【中日】井上一樹監督、キャンプ2軍発進の根尾昂に自力での1軍奪取を期待


中日ドラゴンズの井上一樹監督が、根尾昂投手に自力での1軍奪取を求め、人選に迷いながらも成長を期待して2軍スタートとした。根尾は投手転向4年目で、昨年は1軍での登板機会に恵まれなかった。指揮官は「根尾、根尾という声が多いが、他の投手と比べた際に1軍で見たい選手がいた」とコメントしつつ、キャンプ中の1軍と2軍の入れ替えを柔軟に行う方針も示した。根尾にとっては、自身の成長を示す絶好の機会となる。

根尾と言葉を交わす井上監督(左)(2024年11月撮影)

中日井上一樹監督(53)が21日、キャンプ2軍スタートとなった根尾昂投手(24)に成長を示して自力での1軍奪取を促した。ナゴヤ球場を視察で訪れた指揮官は「迷ったところはあるが、人選の中でこういう判断になった」と説明。2年ぶりのキャンプ2軍スタートとなった根尾は現在、涌井のもとで自主トレ中。投手転向4年目の右腕が、試練の春を迎える。

2月1日から始まる沖縄キャンプメンバーが20日発表されたが、1軍北谷組に根尾の名前はなかった。投手転向4年目。昨季は先発にチャレンジしたが、1軍登板はわずか3試合に終わった。

「アイツが頑張っていることは知っている。みんな根尾、根尾、根尾と言うけど、投手コーチの意見という中で、根尾と比べたときに(別の投手を1軍で)見たいという判断になった」。現状で厳しい評価を口にした指揮官だが、同時にキャンプでの1、2軍の壁は低く設定しており、随時入れ替えの方針も示している。伸び悩む右腕の反骨心も揺さぶる一方、自力ではい上がってこい、との期待をメッセージでもある。根尾の逆襲に注目だ。

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