プレミアリーグの名門、マンチェスター・シティが、ウズベキスタン代表でフランス1部・RCランスの20歳のDFアブドゥコディル・フサノフを獲得したことを発表した。
契約期間は29年6月までで、BBCによると、移籍金は3360万ポンド(約64億円)。186センチでスピードもあるセンターバックで、プレミアリーグでプレーする初のウズベキスタン出身選手となる。
BBCでは「誰も知らない逸材」の見出しで報道。フサノフは7歳でウズベキスタンのタシケントに本拠地を置く1部クラブ、ブニョドコルの下部組織に入った。すぐに2歳年上の少年とプレーするようになり、才能を発揮し始めた。
しかし、17歳の時、クラブはフサノフを3部のリザーブチームにも入れないと判断。元ウズベキスタン代表のフサノフの父は、ベラルーシ1部のエネルゲティクBGUに入るように勧めた。
18歳になった22年3月に、エネルゲティクBGUでプロ生活をスタートさせ、同シーズンに、チームのリーグ2位に貢献。23年3月のU-20(20歳以下)アジアカップではウズベキスタン代表として招集され、全試合に出場し、タイトルを獲得に貢献し、欧州のスカウトから注目を浴びた。
BBCによると、23年7月に、フランス1部RCランスが、わずか8万4000ポンド(約1600万円)でフサノフと契約。加入1年目でリーグ戦9試合に先発し、今季は11試合で先発していた。
まだ粗削りの部分はあるが、「戦車」「怪物」のニックネームがついている逸材で、将来性豊かな20歳が、グアルディオラ監督の下でどのように成長するか注目される。