12球団監督会議が都内で行われ、今季もスピードアップに努めるよう呼びかけられた。
昨季の1試合平均時間(9回試合)は、前年より5分短い3時間2分。今季も打者間30秒を継続する。また、監督が投手交代を球審に告げた後、そのままボールを持ってマウンドに向かうことで時間短縮を図る。昨季までは「励行」だったが、今季からは「徹底」する。
出席者からユニークな案も出た。ソフトバンク小久保監督は、パ・リーグの打者も打席に立つ交流戦で「申告三振」を提案した。日本ハム新庄監督は「俺も『もう三振します』って言ったら早いのになと思っていた」としながらも、「気が変わるかも。1球ボール見て、うちの選手なら打ちよるかも」と、どちらでもいいという立場。さらに、報道陣から時間短縮のアイデアを問われ「7回にして欲しい。全力で行けるピッチャーをつぎ込んでいったら、全部が解決するんじゃないかな。7回(で)勝つための方法が生まれてくると思う。僕がファンとして球場行ったら、7回がいいかな。(音楽)ライブの3時間は見たくない。聞くのも飽きる」。会議で提案したわけではないが、私案を披露した。
○…投手が負傷交代する際の一部ルール変更が確認された。代わった投手がマウンドに来たら、これまでは監督やコーチはベンチに下がらなければいけなかった。今季からは、その投手が準備投球を終えるまで、マウンドに残ることが許容される。