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堀潤氏、フジテレビに怒り 質問状回答「件名」一文のみ「この判断をされた広報担当の方は…」


元NHKアナウンサーでジャーナリストの堀潤氏が、フジテレビの会見への対応について怒りを表しました。堀氏は、タレント中居正広の女性トラブルに関するフジテレビの記者会見について、同局に質問状を送っていました。しかし、フジテレビからの回答が不十分であるとして指摘。堀氏は、送信票の件名部分に形式的な回答が書かれていたことに不快感を示しました。また、ニュースメディア「The HEADLINE」の編集長も、同様の返信を受けたことを明かし、フジテレビの情報管理体制に疑問を呈しました。この件について堀氏は、広報担当者に対して自身の不満を受け止めてほしいと述べました。

堀潤アナ(2024年5月撮影)

元NHKアナウンサーのジャーナリスト堀潤(47)が20日放送のTOKYO MX報道番組「堀潤LiveJunction」(月~金曜午後6時)に生出演。

タレント中居正広(52)の女性トラブルを巡り、一部週刊誌で社員の関与が報じられたフジテレビの港浩一社長(72)らが17日に行った記者会見に関連し、同局の対応に怒りをあらわにした。

番組では、会見の様子やCM企業の撤退が相次いでいることなどを報道すると、堀は会見前日の16日に、TOKYO MX名義でフジテレビに質問状を送ったことを紹介。「社長会見 急きょ開催の理由」「定例会見前倒しでの開催となった理由」「会見に参加できる報道期間を限定、在京キー局とNHKのみオブザーバー参加 フルオープンでの会見を実施しない理由」「堀潤取材のフジテレビ関係者の証言の事実確認」を問い合わせたとした。

堀は「回答が来ました」と、フジから会見後の17日夜に回答があったことを明かしたが、「その回答が、FAX送信票の『件名』のところに、回答として書かれていまして…」とフジから送られたという1枚の紙を提示した。

「普通、送信票には宛先があって『次の文章を送ります』。で、本編が、だいたい2枚ぐらい送るものなんですけど、送信表に書いていただきました」と皮肉を込めるように話し、文面を紹介。宛先に「TOKYO MX報道部ニュースデスク」と書かれた1枚の送信表の「件名」の部分に書かれた、「いつもお世話になっております。お問い合わせ頂いた件でございますが、以下の通りご回答させて頂きます。【まとめて回答】『本日、定例社長会見を行わせていただきました。在京キー局は、オブザーバー参加が元々認められています。また、様々なご意見を頂戴しております。今後の参考とさせていただきます。』以上ご確認くださいますよう、何卒宜しくお願いいたします」との文面を読み上げた。

堀は「皆さんに参考情報を与えるために質問したわけじゃないので、フジテレビの皆さん。まあ、皆さんという言い方は良くなかったですね。この判断をされた広報担当の方は、ぜひ私たちの怒りを受け止めて欲しいなと思います」と冷静な口調にも怒気を含ませた。

ニュースメディア「The HEADLINE」編集長の石田健氏も「僕らも質問を送ったら、この『件名』に返信がくる、というスタイルを取られたので、フジテレビにはまだ、FAXについて知る方が少ないのでは」とコメント。会見場の机が余裕のある形で並べられていたとして「机を動かす人が足りないのかな」と続け、堀は「思わず、そういう皮肉も言いたくなりますよね」と語った。

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