広島遠藤淳志投手(25)が20日、マエケンとの合同トレで得た好感覚を持ってキャンプへ向けた調整を続けている。
今月16日まで森下とともに沖縄でのタイガース前田との合同トレに参加していた。
昨季ゼロ勝に終わった右腕は低めの真っすぐの切れ味を取り戻す課題を持っていた中、偶然にも同じテーマに取り組んでいた前田から多くの助言をもらうことができた。「立ったときに右足で踏んで立つイメージを教えてもらって、そこから反動で前にいく体重移動の仕方を感覚でつかめた部分があった。自分の中でしっかり理解しながら体をしっかり扱えるようにできたので、迷いなく課題に向き合ってできたかなと思います」。沖縄でも4度ほどブルペン入りするなど積極的に投げてきた。
昨季はいずれも中継ぎでの3試合登板に終わった。22年4月6日阪神戦の新井体制初勝利から白星を得られてない。「周りの方に数字だけ見たら“もう終わってしまってしまうのかな”と。期待もあまりないと思うので、それをしっかり見返すつもり。見返す1年にしたいなと思います」。入団2年目の19年には34試合に登板し、翌20年には先発で自己最多5勝を挙げた。身体能力は高く、球団の期待も高かった。昨季まで2年続けて1桁登板と停滞気味のシーズンを打破すべく、マエケン流を取り入れ、1軍枠を狙っていく。