DeNAのルーキーが20日、都内のDeNA本社を訪れ、南場智子オーナー(62)の約40分に及ぶ熱血講義を受けた。名刺交換から始まり、同社が手がける事業内容やビジョン、プロとしての心得や、日本一の翌シーズンへの熱い意気込みを語った。
南場オーナーは「去年、ありがたいことに優勝できましたけど、優勝してわかったのはそれが全てでした。それまでの経営努力によって届けられたデライト(喜び)とマグニチュードが違いました。やっぱり勝負事は勝たなきゃいけないと痛感しました」と日本シリーズ優勝の効果を実感した。
その上で新人たちに向けて「2025年、今年はめちゃ重要です。去年、とんでもない下克上をしたと。それがたまたまあの時だけ強かったのか、本当に強いチームなのか、それが試されるのが25年です。そんな年に入団したというのは1つの運命です。勝たなきゃいけない重責をみなさんにも一緒に担っていただく、背負っていただくと言うことです」と呼びかけた。
オーナーの話を聞き入ったドラフト1位の竹田祐投手(25=三菱重工West)は「プロとしての心得を学ばせていただいて、プロ野球というステージに立つ以上、ファンの皆さんが全力で応援してくれるので、自分も全力プレーで応えるというのと、調子がいいときも悪いときも変わらずにしっかり努力し続けるような選手になれるように頑張りたいです」と気持ちを引き締めた。