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【巨人】ドラ4石田充、怪物に化ける準備 憧れ佐々木朗希に「いつか追いつけるような存在に」


18歳の巨人ドラフト4位の石田充冴投手が新人合同自主トレで目立つ。中学・高校時代から目標にしていたのは佐々木朗希選手で、彼の圧倒的な打者への投球に憧れを持つ。同じ身長192センチの大型右腕で、圧巻の投球フォームを取り入れるため柔軟性の向上に励んできた。変化球を多投するキャッチボールを通じて、自分流の投球スタイルを磨いている。彼の目標は佐々木に追いつくこと。力強いストレートと多彩な変化球でプロの世界に挑む決意が固い。使用するグラブには自らの成長を願う「化」の文字が刻まれ、周囲に圧倒できる投手に化けることを目指している。

キャッチボールする巨人石田充(撮影・水谷京裕)

彼にいつか追いつけるように-。巨人ドラフト4位石田充冴(じゅうざ)投手(18=北星学園大付)が19日、東京・稲城市のジャイアンツタウンスタジアムで新人合同自主トレに参加。

同期の中で背の高さが際立つ18歳は「中学、高校の時に目指していたピッチャーは佐々木朗希さん。打者を圧倒しているところがあるので、目標とさせてもらっている」。海を渡った剛腕への憧れを口にした。

佐々木と同じ身長192センチを誇る大型右腕。令和の怪物との出会いは中学生の時だった。「こんなピッチャーは今まで見たことがなかったという衝撃があった」と、試合映像を見て度肝を抜かれた。左足を高く上げる佐々木の投球フォームを何度も見返し、柔軟の重要性を察知。「90度開くかなくらい」だった開脚は、160度にまで開くように。本家さながらの、しなやかな投球フォームを手に入れた。

自己流も大切にする。「変化球を投げる時に腕が少し緩むので、遠い距離で腕を振って」と、キャッチボールではカーブを多投。スライダー、カーブ、フォーク、チェンジアップを操る最速149キロ右腕は「(佐々木とは)また違った武器を持って、彼にいつか追いつけるような存在になりたい」。160キロの剛速球を投げられなくても、直球と変化球のコンビネーションでプロの世界を生き抜く。

使用するグラブには「化」の一文字が刻まれている。「自分的にも周りからも化けたなと(言われるように)。圧倒できるピッチャーになりたい」。怪物に化けるための準備を進める。【水谷京裕】

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