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佐々木朗希ドジャース入り 大谷翔平、山本由伸と今世紀初のワールドシリーズ連覇目指す


2023年3月、WBCで米国を破った立役者のひとりである佐々木朗希投手が、ポスティングシステムを利用してロサンゼルス・ドジャースに入団することを発表しました。佐々木は大谷翔平投手や山本由伸投手と同じチームでプレーすることになり、再び日本代表としての絆を生かす場となります。佐々木は、最速165キロという圧倒的な速球を持ち、日本プロ野球でも完全試合を達成した実績を有していますが、25歳未満のためメジャー契約を結べず、マイナー契約になりました。佐々木は、自身のキャリアを振り返ってこの決断が正しかったと思えるよう、ドジャースでの新しい挑戦に臨む決意を示しています。

2023年3月、WBCで米国を破り世界一を決めて大谷(手前)とハグする佐々木

最速165キロ右腕が、ワールドシリーズ連覇を目指す名門球団に加わる。ロッテからポスティングシステムでメジャー移籍を目指す佐々木朗希投手(23)が17日(日本時間18日)、自身のインスタグラムでドジャースに入団することを決めたと発表した。

ドジャースの帽子の写真とともに「ロサンゼルスドジャースとマイナー契約を結ばせていただくことになりました。とても難しい決断でしたが、野球人生を終えて後で振り返ったときに、正しい決断だったと思えるよう頑張ります」と投稿した。

入団を決断したドジャースは大谷翔平投手(30)、山本由伸投手(26)が在籍。世界一となった23年WBC日本代表で同僚だった2人と、再び共闘する。

佐々木は屈指の快速球を持ちながらも、25歳未満のためマイナー契約しか結べない。契約金が少なく、メジャー20球団が獲得を熱望していた。これまでド軍以外にもパドレス、ヤンキース、メッツ、カブス、レンジャーズ、ジャイアンツ、ブルージェイズとの面接が米メディアで伝えられていた。1月に再渡米し、自主トレをしながら移籍先を絞り込んでいた。

14日(同15日)には、ドジャースとの最終交渉が報じられたばかり。「スター選手」が同席した可能性も言われていた。大谷だったのか、あるいはベッツ、フリーマンだったのか。誰かはまだ明らかになっていないが、対面が決め手となったのかもしれない。

佐々木は公立の大船渡高(岩手)から、19年ドラフト1位でロッテに入団した。2年目から1軍で登板。プロ3年目の22年は、オリックス戦でプロ野球で28年ぶり16人目の完全試合を達成した。新記録の13者連続三振、タイ記録の1試合19三振だった。さらに、次の登板試合でも8回まで完全投球を続けた。昨季は18試合で10勝5敗、防御率2・35と、初の2桁勝利を挙げた。通算では64試合で29勝15敗、防御率2・10。規定投球回に届いた年はなかった。

ドジャースは昨季、エンゼルスから大谷が加入し、4年ぶりにワールドシリーズを制していた。「令和の怪物」を先発ローテーションに加え、98~00年のヤンキース以来、今世紀初の連覇を狙う。

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