楽天の石井一久ゼネラルマネジャー(GM、51)が17日、新戦力の韋駄天(いだてん)に期待を寄せた。国内FA権を行使し、ヤクルトに移籍した茂木の人的補償として小森航大郎内野手(21)が入団。「足ももちろん魅力ですけど、1軍で戦力になってくれそうな成長途中の選手。そこは見込めるところもありますし、あとは小力もあるんで、上(1軍)でスポットで出ていけるっていうことも含めて早めに戦力になってもらえるかな」と話した。
本職は遊撃だが、外野での起用も見据える。石井GMは「僕としては外野っていうところを考えてるんで。外野の部分を少しトライしてほしいっていうのは本人には話しました」。内外野を守れれば出場機会増にもつながる。「代走から守備に出る、代打から守備に出る、最初から行けると、いろんな役割を果たせる。(内野、外野を)ベンチに何人も入れることをしなくてもいいので」と説明した。
また外国人補強についても言及した。今オフはヤクルトからミゲル・ヤフーレ投手(26)、ガーディアンズからスペンサー・ハワード投手(28)と先発候補を獲得。引き続き助っ人の調査を行う意向だ。「市場に出てる選手より他にいるんじゃないかっていうところも含めて言うと、今はがっつかない方がいいなっていうのはありますね。今は取らないとかじゃなくて、前のめりに待ってます」と語った。