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【野球殿堂】掛布雅之氏「多分ボールの影響もあるんじゃないかと…」NPBの「投高打低」に言及


野球殿堂博物館は掛布雅之氏をエキスパート部門で殿堂入りに選出しました。掛布氏は近年の「投高打低」傾向について意見を述べ、現在の打者の技術が以前よりも優れていることや、ボールの影響と試合時間短縮のための対策があるかもしれないと指摘。また、試合を観戦するファンにとっては得点が多い試合が楽しめると考えることから、打力向上を理想としています。

野球殿堂入り通知式を終えバース氏のレリーフと笑顔で写真に納まる掛布氏(撮影・垰建太)

野球殿堂博物館は16日、今年の殿堂入りメンバーを発表した。

プロの監督、コーチで退任後6カ月以上が経過しているか、引退後21年以上のプロ選手が対象の「エキスパート部門」は、元阪神内野手で通算349本塁打の掛布雅之氏(69)が選ばれた。

   ◇   ◇   ◇

掛布氏は近年のNPBの「投高打低」についても言及した。「自分の時代より今の時代の打者の方が当然すごい」とした上で「多分ボールの影響もあるんじゃないかと思ってるんですよ」と切り出した。

24年規定打席到達者の中で打率3割超えはセ・リーグが2人、パ・リーグが1人。規定投球回をクリアした防御率1点台の投手は両リーグで計6人もいた。

「抜けそうな打球が抜けなかったり、内野を抜く打球速度が遅かったり…。本塁打が少なかったのは、五輪種目を考えた時、ボールを変える形で野球の試合時間を考えたデータを取っているんじゃないかって言われた方がいるんです。3時間以内で試合が収まるのは、そういう何かが動いていますね」と持論を展開。「一野球ファンとすると、やはり7点ぐらいの勝負の方が、お客さんは球場で熱く野球を見ることができると思いますので」と打力アップの理想を語った。

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