ロッテからポスティングシステムでメジャー移籍を目指す佐々木朗希投手(23)の争奪戦に関し、MLB公式サイトは15日付の記事で、ドジャースとパドレスの一騎打ちになるとの見方が出ていると伝えた。
佐々木獲得の最終候補はド軍、パ軍とブルージェイズの3球団と伝えられているが、あるナ・リーグ球団の幹部は「当初からみんながド軍かパ軍と契約するだろうと予想していた。ブ軍の獲得の可能性が皆無とはいわないが、南カリフォルニアの2球団のどちらかに決まらなかったら驚きだ」と話したという。
同サイトのマーク・フェインサンド記者によると、ド軍とパ軍は現在、佐々木獲得のための国際ボーナスプール枠をトレードで獲得することを目指し「複数の球団に電話をかけ、交渉している」という。佐々木は25歳未満に適用される国際アマチュアFAの枠でメジャーに移籍することになり、獲得する球団は割り当てられたボーナス枠内で契約しなければならない。ただし、この枠を他球団からトレードで獲得し、60%まで増額できる。ドジャースの今年のボーナス枠は全球団中最も少ない514万6200ドル(約7億9800万円)、パドレスは626万1600ドル(約9億7100万円)となっている。
最終候補の3球団は、国際FA契約解禁日のこの日、佐々木資金をキープするため他の選手との契約を保留。佐々木の交渉期限は米東部時間の23日午後5時(同24日午前7時)となる。